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内容説明
“世界の超一流”を日本人に見せ、“日本のバレエ”を世界に認めさせた男――。知られざるバレエ界の偉人・佐々木忠次の華麗なる生涯を描いた、桜沢エリカの『スタアの時代 外伝』。日本で初めてミラノ・スカラ座を招聘し、世界の名門オペラハウスに自らのバレエ団を率いて乗り込むなど、数々の偉業を成し遂げた伝説のインプレサリオ(興行師)とはどのような人物だったのか。作者の熱い思いがほとばしる傑作です。
目次
第一話
第二話
第三話
第四話
第五話
第六話
第七話
第八話
第九話
第十話
第十一話
第十二話
第十三話
第十四話
第十五話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
21
真の教養って、いくら稼ぐかではない。GDPが高くたって、世界で対等と真に胸をはりたいのなら芸術が重要だと思う。日本が戦後これだけ成長できた…その裏で身を削っていた人たちに敬意を表すけれど、同時に日本の外交に幻滅感。日本を愛し、この国のために尽力してくれる外国人の多くは経済力ではなく、日本文学や芸術、アニメなど文化面に惹かれて来日しているんだもの…。漫画本当に良かったけれど、本もぜひ読んでみます。面白かった!2022/03/14
りらこ
15
東京バレエ団の佐々木忠次さんの伝記漫画。日本が今のバレエ界での地位を築くまで、偏見と無理解の塊と先陣を切って戦い続けた方なんだな。しかも昭和41年の時点で、ジゼルの総譜が無かった日本だったなんて。それでもそれから10年20年の間に日本各地にバレエスクールがあったよね。私も幼い頃チュチュを着て発表会に出たもの。佐々木さんの審美眼もすごい。そして交渉力。諦めない力。芸術家はその役割は、自分の持つものを表現すること共に、こうして形にしていく牽引力を持った人も芸術家と言うのだな。2019/01/07
akihiko810/アカウント移行中
12
東京バレエ団創立者の佐々木忠次の伝記漫画。昭和のバレエがまだ日本に根付いてない時代に、世界を駆けまわって「バレエ」を日本に根付かせたインプレサリオ(資金調達者)。印象度B バレエはまったく知らない世界なので、こんな人がいたのかと読んだ。 スペインバルセロナのオペラハウスが、日本大使館が「踊りなら着物着てやるんでしょ」と言ったので、「こんなものはうちで上演できない」とキャンセルされたこともあったらしい。昔は大変だったのだな2021/01/07
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
7
日本の文化は、こうした人によって支えられ育ってきた。文化に予算を割かない国は、市井の人間が奮闘しないとならないのさ、悲しいことに。2019/01/22
MM
3
東京バレエ団創立者・佐々木忠次の物語。面白かった。佐々木さんの芸術に対するひたむきな姿勢や情熱が伝わってくる。彼が幼い頃に観ていた舞台への感動も影響していると思う。☆★★★★。2020/04/03