ハヤカワ文庫SF<br> われらはレギオン1 AI探査機集合体

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ハヤカワ文庫SF
われらはレギオン1 AI探査機集合体

  • ISBN:9784150121785

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内容説明

恒星間探査機のAIとして死からよみがえった天才プログラマーは、人類の新たなる居住地を求めて、はるか未踏の星域へと旅立つ! 第2巻:7月刊/ 第3巻:10月刊

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

67
不慮の事故の後、目覚めた場所は百年ちょっと[117年後]の不穏な世界で、人格はAIにダウンロードされた状態で…と来たら従来のSFなら主人公はナーバスになるところだが、SFオタクのエンジニアは明るく軽い。よくある複数の視点で同時進行する物語の運びすら、同一思考の複数視点と云う設定で興味深いが、やがて個性が分かれる展開にも実存のあれやこれやに悩むより、安直とまではいかないが思索より物語優先と割り切った感じがする。個人的には複数の自分という状況に強い関心を覚えるのだが…2018/07/26

Aya Murakami

59
ツイッターで存在を知った作品。アマゾンで購入。 交通事故で死亡し、目がさめると自分のことをボブだと思い込んでいるとされるコンピュータープログラムになっていた主人公ボブ。無神論者なのに自分の魂の有無を気にするところがいちばんの意外中の意外な内容だった。なんか自分の知っている無神論者ではないなと思った。2018/04/19

くたくた

42
ランダース博士が一番好きだった、って感想でお察し。流し読みになりました。結局どこまでいってもボブなので、ちょっと食傷。人間は、どれだけ衰退してもやっぱり愚か。これで植民しても、すぐに植民星間戦争になりそう。そのときボブはどうするのかしら。結局私は、SF読もうがミステリー読もうが、人間の葛藤とか心情が大好物なので、それにしては当の主人公ボブが明快すぎて、物足りなかったのでした。続巻は当分読まないかな。2020/05/21

ヘラジカ

41
恐らく今年度No.1のSF小説。文字通りの「自作自演」で世界を、物語を創造していく痛快さ。無限の自由度を持ったシミュレーションゲームを体験しているかのようだ。この一冊で冒険SF・終末SF・宇宙戦争ものを詰め込んでる充実ぶりも堪らない。読者としてはSFへの愛着は並であるにも拘らず(スタートレックネタは全部分かったけど)ここまで楽しめたのだから、SFファンは相当面白く読めるんじゃないかな。これは2巻3巻が本当に待ちきれない。延々と読み続けていたいくらいだ。2018/04/07

ひさか

40
2016年9月アメリカで出版された「We Are Legion(We Are Bob)」を2018年4月早川文庫SFから金子浩さん訳で刊行。シリーズ1作目。事故後117年経って目覚めたら恒星間探査機のAIになっていたというところから始まるアップテンポな興味深いお話。AIのある時点のコピーから、新しい人格が次々と生まれて会話するさまが、楽しい。各々の世界を作るまでになる彼らに拍手。次作も楽しみ。2018/09/30

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