内容説明
盛岡市にある喫茶店・ドールズ。経営者の真司の一人娘・怜の身体の中には江戸の天才人形師・目吉(めきち)が棲んでいる。目吉の魂はなぜ時空を超えて現代へと甦ったのか――? シリーズ最大の謎に迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
67
最終巻はとんでもなく壮大な展開。こんなところまで来るなんて「ちょっと怖い話」と軽い気持ちで手に取った1巻が懐かしい。頼りなかった松室先生の能力開花も都合が良すぎるような・・。けどまあ楽しいシリーズだった。2020/09/02
ネムコ
26
最後まで落としどころがわからなくってやきもきした。たとえば古の術を復活させれば箱神に勝てる、とかならそれを目標にすればいいけれど、勝てるあてもないのに江戸時代に行っちゃうか? しかしそこは高橋さん、力技で書き切ってくれました。理屈が通らなきゃいけないのはわかりますが、やっぱりどこかごまかされたような感じが残りました。最後はちょっとうるうるしてしまいましたけどね。2016/10/27
はかり
13
いやぁ~、これは懐かしかった。前巻からもう何年経つのか。記憶がないので新作として受け止めた。高橋ならではの理屈っぽい筆致は多少混乱するが愉しい。時空を超えて、江戸で蘭陽や篤胤まで登場させるとはさすが。2016/11/12
Dai(ダイ)
9
具体的に「この体」とは結局誰なの?2020/11/30
Yuri
7
最終巻は、時空を超えて江戸の世に!もーなんか、超壮大スペクタクル。真司、香雪さん、(小学生の)怜とか放ったらかしですよね笑 タイトル、『箱神』で良かったんじゃないだろーか。2019/08/09