内容説明
周囲から期待もない中、地区駅伝大会への出場をきっかけに、駅伝選手を目指すようになる12歳の少年の青春駅伝小説。平凡であるが故の強さを発揮していく、だれにも共感できる思いを生き生きと描きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユザキ部長
83
将来なにがしたいのか?解らないけど、今は走ってたい。マラソンなんて個人競技だけど皆でそろって練習したい。そう思えた小学6年生は偉いよ。2020/04/16
みかん🍊
83
小学6年で初めて駅伝に出た走哉は走る事の楽しさを知る、将来の夢は箱根に出ると卒業文集に書いた走哉は越境入学までして陸上部のある中学に入るが思ったのとは違い部員数は少なく廃部寸前、それを救ってくれたのは親友陸だった。初読みの作家さん、これがデビュー作だそうです、小学校時代、中学入学後、そして陸の章と3章に分かれていて身体の弱い陸の走哉への友情が良かった。2015/12/04
Take@磨穿鉄靴
66
駅伝ランナー。いいね。まずタイトルが良い。駅伝。良い響き。補欠の気持ちもよく分かる。走りたいけど自分の意思ではなくチームの状況次第で走れるかそうでないか決まるモヤモヤ感。もちろん正式な補欠なら万全に用意はしなきゃだけど。補欠にすらなれないと吹っ切れてサポートに徹するしかないけど補欠はね。モヤモヤするんだよね。自分はアラフォーから走り始めたけど小学生から勝負の世界に身を置く緊張感はたまらないね。応援せざるを得ない。走哉。強くなれ!★★☆☆☆2018/02/19
ナミのママ
60
夏になるとスポーツものが読みたくなります。私の大好きな少年が主人公のシリーズ1作目です。12歳の走哉、父が元短距離走者、妹は運動神経抜群という家庭。記録は出ないものの、走る環境の中にいて、成長していく姿が書かれています。一晩で一気読みでした。次作も続けて読んでみます。2017/08/13
はつばあば
44
?この走哉君は走るの嫌いなんかな?お父さんの期待に応えられて無いからかなぁと思っていましたが、いえいえそんなことなかったです(#^^#)。走る魅力・襷を繋ぐ楽しさに、苦しいけれど魅せられた12才の少年。未来の箱根駅伝や学生駅伝を担う少年の姿に夢がふくらみます。そして友人の陸君はパソコンを使って走哉君の応援を。3巻までUnlimitedで読ませてもらえるようです。是非(#^.^#)。2022/11/13