内容説明
湯けむり温泉殺人事件で風祭が大活躍…!?
ワールド・ポリス・チャンピオンシップで優勝した風祭警部は、国立市の名誉市民に選ばれたお祝いとして、龍宮温泉にある温泉宿「浦島本陣」の宿泊券を贈られる。風祭は長年仕えてくれた忠実な熟年メイド・光川をねぎらうため、“美人の湯”として名高いその秘湯でともに休暇を過ごすことに。
しかし、到着早々、宿で殺人事件が発生。蔵の中で、血を流して倒れている女将の死体が発見されたのだ。蔵は完全な「密室」だった。
捜査の中から浮かび上がってきたのは、もともと浦島本陣を経営していた一族・安城家の呪われた歴史と、安城家に代々伝わる「国立小判」を狙う者は殺害されるという“白の祟り”の伝説だった。莫大な遺産と後継者問題を残した強欲女将惨殺事件は第二の殺人事件を引き起こし、謎が謎を呼ぶこの難事件を解決すべく、ついに風祭が立ち上がる。
大のミステリ愛好家である光川の名アシストを受けて、風祭の迷推理は真実へと近づいていくが――!?
執事探偵の影山、お嬢様刑事の麗子に並ぶ人気キャラクター、風祭警部を主役にした同名のスピンオフドラマを完全ノベライズ。風光明媚な山奥の湯けむり温泉で、風祭のミラクルが冴えわたる!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
125
スペシャルドラマのノベライズで映画へと続く。風祭メイドの光川の活躍が目立つ。でも最後は風祭がいい所を持っていく終わりがイイ感じ。2014/11/22
しゅわ
59
【図書館】え?新刊出てたの?と慌てて借りたら…映画の頃にやってた風祭警部のスピンオフのノベライズ版でした。ちょうど見逃してたのでヨカッタ。物語としては映画の前日譚みたいな感じ。老舗旅館の跡継ぎ問題に絡む連続殺人…と王道路線です。ドラマの脚本家さんが書かれているので、キャラもストーリー運びも完全にドラマ版の雰囲気。私の脳内でも椎名桔平さんが縦横無尽に動き回っていました。なかなか魅力的な新キャラ・光川さんをどなたが演じられたのか?と調べたら…余貴美子さんですか。椎名さんを育てたベテランメイドとしたら若過ぎ?2015/06/09
ぽぽ♪
41
最も残念な迷警部風祭と、メイドの光川のコンビが事件を解決する。メイドの光川の京ぼっちゃま愛が凄すぎます(笑)ドラマのノベライズなので、ドラマキャストそのままな雰囲気が面白かったです。原作とは少し雰囲気が違いますが、これはこれで好きです。2015/04/19
hnzwd
40
謎解きはディナーの後でシリーズの迷警部 風祭警部のスピンオフ作品。運と勘で生きてる風祭警部が堪能できます。山奥の温泉旅館での密室殺人というコテコテの設定。影山と対比する存在のメイド 光川が事件解決というのもわかりやすい。内容的にも2時間ドラマかなー2014/11/15
さっとる◎
35
【警察小説祭】積んでいたことすら忘れていた1冊ですが不覚にも感動してしまった。ベッタベタな展開なのに普段警戒して近付かない類いの本なため、逆に免疫がない。ドラマのノベライズだけあって、色々ドラマ的な1冊でした。さらーっと読めて、面白かった。宝生より風祭のが好きだな、宝生主役のやつはちょっとイラッとするんだが…風祭主役は大丈夫だった(笑)。本筋の謎解きはディナーのあとで。これの3を私は読んだのか?読んでないのか?記憶が(笑)2016/08/15