文春文庫<br> 瞼の媽媽 - 自力で帰国した残留孤児の手記

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文春文庫
瞼の媽媽 - 自力で帰国した残留孤児の手記

  • 著者名:城戸幹
  • 価格 ¥947(本体¥861)
  • 文藝春秋(2014/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167901745

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内容説明

1970年、日中の国交が断絶していた時代に、自力で奇跡の帰国を果たした青年がいた――。4歳に満たぬうち、満州で日本の両親と生き別れ、「孫玉福」として貧しくも養母に愛情をもって育てられた著者だったが、大学受験を前に生活は激変。歴史に翻弄されながらもうひとつの「戦後」をたくましく生き抜いたひとりの男が記す凄絶な運命の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatasatohito

2
中国残留孤児にとって、国交正常化前の早期帰国がいかに困難だったか、改めて学んだ。自らに課せられた過酷な運命に対して、ここまで冷静になれるものなのか。若年時から日記を付け、自らの行動と考え、自分についての情報や記録を的確に分析して、目標に向かう姿には驚嘆するばかり。そんな筆者だからこそ、早くに実親を見つけて帰ることができたのだ。大学入試の失敗を機に、自分の本来いる場所を求めて肉親探しをはじめるが、もし上手くいっていたらどうなったのだろう?大陸で人生を全うするという選択も当然あったと思う。2015/07/23

Ryo Sogawa

1
日本に帰国した中国残留孤児の自伝2023/03/18

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