内容説明
姪探偵登場!? ひきこもりのニート青年・白畠鋭一は、バツイチの姉・真矢のニューヨーク出張の間、幼稚園児の娘・リサの面倒を見ることに。幼稚園で起こる様々な事件をリサに助けられて解決するうち、縮こまった鋭一の心も開かれていく。著者自身の幼稚園児の送り迎え体験を元に描くハートウォーミング・ミステリー! 幼稚園には危険がいっぱい? もう「ひきこもり」なんて言ってられない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろねこ
18
レビューを見るとなかなか厳しい意見が多かったので、なんとなく手が伸びず本棚の隅に何年も眠ってたけどついに読んでみたらわたしは結構好きだった☺️ リサちん可愛いし、主人公の鋭一へのイライラもまぁ許容範囲内w 1話1話もライトであっさり読めて良き読み心地でした。2020/12/02
zanta
15
310/11/13/2015 最初は既読感とか他の誰かの作風の匂いがしたり。引き籠もりともニートともーちょっと違うんじゃないかとか。雑念だらけだったが。次第に引き込まれた。できすぎというか、五歳児のかわいさがないのが少し残念。でもやっぱり魅力的なお話だった。私ももう少し元気よくやってみようかなんて前向き。2015/11/13
エドワード
14
鋭一は28歳のひきこもり男。姉のアメリカ出張のため、名古屋に住む姪の面倒を見ることになる。この姪のリサちんが、5歳にしてピラフが作れるシッカリ者、というわかりやすい?設定でドタバタ劇が展開する。彼はアニメやフィギュアに詳しいオタク青年だが、実によくしゃべる。鋭一の極端に広いパーソナルスペースが面白い。他人に近寄れないのか?しかしアニメキャラに似ている、幼稚園のサチ先生に惹かれちゃうところなどはごくマトモ、社会人として十分やっていけるね。「たんじょうび ありがとう」の意味には成る程!とうならされた。2018/04/22
なも
14
5才児探偵(姪)と28才ニート助手(叔父)の日常系ミステリー。実際にこんな子供云々はさておき、思ったよりも楽しめた。大人であるはずの鋭一と、子供なはずのリサの対比が面白いかな。ニートになった理由の中身が、最後に綺麗にまとまったのは良かった。2015/12/13
nyanlay
11
ミステリーとは言えないようなドタバタ小説、と言った感じの一冊。ニートの主人公のダメダメさが読んでいて、失笑してしまうくらい。でもそのニートになった理由がきちんと書かれていたので、うまくまとまってたと思います。2015/12/26