内容説明
薬屋店長に復帰した秋に早速舞い込んだのは、「おれの友達が、事件を起こしているかもしれない」という中学生からの調査依頼だった。「Aに関わると不幸に遭う」そう噂される男子生徒の周りでは不可解な事故が続発していた。秋は、店員の座木を教師として潜入させるも、調査は難航。真犯人は、人か、妖か?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
28
文庫化に付き再読。今回は秋が店長に復帰してからの初めての事件。このシリーズは本当に悪い存在というのは無くて相互のちょっとした齟齬によるというような事件が多いなぁ2015/08/16
はちくま
7
座木さん贔屓なので、今作は嬉しさ8割心配のあまりドキドキ2割でした。おお、表紙も座木さんではないですか。このシリーズは根っからの悪というのではなく、ボタンの掛け違いみたいなのが多くて、切ないですな。リベザルよかったねえ。2014/09/06
みみなし里緒
6
どれだけの月日が流れているのか、この3人を見ているだけではわからないと言う事をふとした文章で思い知る。作者あとがきに「この部分を切り取ってください」という要望は聞けるので、気になる時間があれば知らせろと書いてあるわけだ。久しぶりに人型の座木がしっかり登場してうれしい。歯の浮くようなセリフが似合いそうな美しい(であろう)数学教師。「凶悪に整った」という秋の顔も見てみたいが・・・。リベザルは精神的にも肉体的にももう少し成長してほしいな。2014/06/10
すずめ
6
なんと座木が教師となって学校に潜入捜査捜査!家事が出来て、コンピュータに詳しく、いきなり数学の先生にもなれる。すごいなあ、座木。それに比べて、リベザルが随分と幼くなっている。二人が帰って来て安心したのは分かるけど、頑張って成長した姿に感動していた身としては、ちょっと、いや大分、悲しい。2014/04/27
ソラ
5
【再読・整理】2022/01/29