内容説明
平安時代の公卿、小野篁。現世と霊界を自由に行き来したという彼の予言書には「京都に災いが起こる」と記されていた。その予言書の持ち主・高田が十津川のもとを訪れ、忌まわしい来歴について語り、調査を依頼。そして高田は忽然と行方を絶った――。京都で次々と発生する怪事件。予言書との関連は? 悲劇をくい止めるべく、十津川は京都に向かう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かたばみの花
12
京都に泊まる時、ちょっと怖いなあ、なんて思ってしまいました。2013/12/22
タカシ
5
これで事件解決?という疑問が残る形の作品でした。推理する部分がほとんどなくて。ただ、犯人グループに遊ばれてる感じが強く感じました。物語のメインの設定は良かったのにちょっと残念でした。2013/12/16
織田麻里
3
小野篁の予言書。百人委員会を名乗る謎のテロ?集団と、迎え撃つ安倍晴明の子孫と小野篁の子孫。オカルト的なお話で、狂言回しとして十津川警部がいたのでしょうが、全く活躍せず。また、個別の殺人事件やら失踪についての解答がないので、不完全燃焼。どうしたかったんでしょうか。今年初読みがこれとは…1年間どうなるか不安です。2014/01/03
bassman_tubacca
0
○○サスペンス、○○ワイド劇場的な感じは否めないなぁ。 話の内容は、現実と非現実の境目がよくわからなかった。 正直なところ、事件が解決したのかどうかもはっきりしないんだが・・・。 話の本筋よりも歴史の話の方が多く、学生時代は日本史があまり好きではなかったので、読むのがちょっとしんどかったな。(^^;)2016/10/17
小浜 百
0
小野篁や安倍晴明など、京都に住んでいると身近に感じる歴史上の人物が多く登場し、臨場感があった。ミステリとしては弱いかもしれないけれど、京都を舞台にした小説としては読んでいて面白いし、この本に出てきたところを巡ってみても楽しいと思います。2014/03/07