内容説明
働く舞台は日本だけじゃない!
「セカ就」(=世界で就職すること)にも目を向ければ、選択肢はぐんと広がる。
〈普通〉の男女5人が海外でチャンスをつかむ、実話をもとにした〈就活ノベル〉。
「朝日新聞GLOBE」に寄稿し「NHKニュースウォッチ9」でも活動が紹介された、
いま話題の「海外就職研究家」が贈る、実用情報満載の〈リアル〉なストーリー。
★電子版だけの特別コンテンツとして、「セカ就!」漫画(4頁)を収録!
「大学を卒業するとそこは、ブラック企業だった」
川崎君夫。23歳。俺は居酒屋の店長だった。
売上ガタ落ちの店を立て直すべく毎日19時間労働。
もう体力も気力も限界……と、ふと手に取った「海外就職」のチラシ。
そんなおいしい話、あるわけがない。
でも半年後、俺はインドネシア・ジャカルタで働いていた。
ほんの少し勇気を出して海外へ飛び出した、若者5人の成長物語。
目次
第1章 ブラック企業からのインドネシア就活―23歳・職歴1年 川崎君夫の場合
第2章 スーパー契約社員からのシンガポール就職―26歳・職歴1年 鈴木英子の場合
第3章 貿易会社派遣社員からのタイ就職―29歳・職歴7年 石川真美の場合
第4章 ウェブ制作会社からのマレーシア就職―25歳・職歴4年 本田俊輔の場合
第5章 超大手企業からの香港就職―37歳・職歴12年 小宮山剛史の場合
第6章 ブラック企業からのインドネシア就職 半年後―23歳・職歴1年半 川崎君夫の場合
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨータン
15
今の会社でやるだけやったら次は海外で仕事をしようと思いました。それまでに自分の経験やスキルをどんどん更新させなきゃと思いました。年齢制限がないというのも魅力です。2015/12/23
ふぇるけん
10
日本の会社や就活に閉塞感を感じている人は、この本を読んでアジアでの就職も検討したら面白いと思う。ここで述べられているような成功例ばかりではないと思うけど、異文化の中で働いた経験はそれだけで日本ではレアスキル。ただそういう経験を日本国内に還元できるフィールドが少ないような印象もあり、何かいい政策やアイディアはないものかな。。。2015/09/30
Hisa888
6
どこからがフィクションなのかは分からなかったが、面白かった。本で紹介されているモデルは、日本流の良い部分を肯定しながら、異文化を受け入れていたのが非常に印象に残った。2014/09/06
しんしん
5
世界は広くて多様で混沌として希望に満ちている。 東南アジアへの転職者の実体験記が5編のっていた。 ・・・・・・と思ったら、フィクションだった。 楽しかった。2016/03/16
うさっぴ
5
面白かった。国によっての違いが興味深かった。外国に行ってみたい。しかし、オタク関係の言葉の表記や意味にいくつか疑問を感じた。適当に調べただけの言葉を使われているようで。それと、表紙には6人の男女が登場しているが、本文中には5人しか登場していない。表紙も適当に描かれたのかなと思った。2015/03/09