内容説明
生来の「面白中毒」ともいうべき性癖ゆえ、自ら災難に突進し、波乱の人生を歩んできた作家・佐藤愛子。なればこそ書ける、真に心に染みる幸福論、皇室と愛子さまに寄せる思い、旅や家族についてのエッセイ。そして津村節子さん、小沢昭一さん、藤原正彦さん、北杜夫さんら親友・珍友との縦横無尽な語り合い。歯に衣は着せぬが涙もろい暴れ猪・佐藤愛子の多彩な魅力が満載!
目次
私の交友録・忘れ得ぬ人たち
旅・場所の記憶
身辺・近況
時代
佐藤家のこと
いま「皇室」を考える
対談・往復書簡
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミエル
14
御歳を召されてもカッコいい人はカッコいい。ただそれだけ。2017/10/10
choike-voike
3
いつもながらのエッセイに、対談や往復書簡も掲載ってことで「お徳用」なのかな?「卑怯」を恥と感じなくなった、近年の世を嘆き、我々を叱り飛ばしながら、いつまでもお元気でいていただきたい。佐藤愛子と聞くだけで、背筋が伸びる一人として。2013/08/15
よーこ
2
佐藤愛子さんのエッセイ集.苦しい時代を生き抜いて,戦友を次々失って,でも今もお元気.愛子さんから見たらやわな若者を見るとさぞイライラすることだろうと思う.イライラしてもしても暖簾に腕押しだと怒っておられるでしょうね. 意見にはうん?と思うこともあるけど,自分があって,ひかないところはかっこいいと思う.あきらめはあるけど.2018/02/14
まこ
2
大正生まれの著者が友人との死別や時代の変化に戸惑って、これからの日本を心配しているけど、文章のノリが良くて湿っぽさが全く感じられない。ファックスやネット、なにそれって笑い飛ばしてネタにしてるもんな。2013/07/14
よつば
1
初めて佐藤愛子さんの本を読んだ。 読みやすく面白かった。祖母に言われているような感覚で読んだ。遠藤周作氏とのやりとりは特に面白い。 他の作品も読んでみよう。2018/03/22