内容説明
第三十二代碧陽学園生徒会が解散し、三年生になった杉崎鍵は新しい生徒会の始まりに心弾ませる。しかし新生徒会の活動初日、杉崎以外のメンバーは誰ひとり現れることなく……。クセモノ揃いの新生徒会、始動?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とら
48
新生徒会!…を集めるまでの物語ですかねこれは笑 しかし、個人的にこの生徒会シリーズの好きな要素を詰合せたような話になっており、とても面白かった。今までのメンバーとのちょっとした挿話も、そのキャラの良いとこ取りをしたような感じで最高である。そしてさっそくだけど、(全員は登場してないけど)新生徒会の面々も好感が持てて、するっと受け入れることができた。想像以上に面白かったので上下巻と言わずもう少し続いて欲しい気もするが、まあ言うなればこの”新”は蛇足的なものなので、何も言えまい。祝日を期待を寄せることにする。2015/11/06
王蠱
43
前年度メンバーとは別ベクトルで面倒な奴らしかいねぇww!以前からシリアスはちゃんとあったけど今回はもっとそっち方向に大きく傾いたというか別モノとまではいかないまでも作風そのものが大きく変わった印象。これはこれで好きだけど「無印」とは別作品として見た方がいいかも。西園寺さんのアレは「笑い方向に変えて大惨事は回避」とか某全裸生徒会長のボケ術式っぽい気もww2012/12/02
Yobata
35
生徒会の一存シリーズの後日譚。先輩達が卒業,椎名姉妹が転校し杉崎鍵一人が残った生徒会に、新たなメンバーがやって来て新生徒会として活動するが、初日に生徒会室に来たのは杉崎だけだった。憤りを感じた杉崎は他のメンバーを連れてこようとするが…。上巻のターゲットは会長の西園寺つくしと副会長の水無瀬流南。一存シリーズとしては、駄弁りやギャグ要素が少なく全体的にシリアスちっくだったが、これも一存シリーズの持ち味がちゃんと出てると思う。西園寺の体質も面白いし、水無瀬の毒舌も光ってた。水無瀬父が一番面白かったかなw?2012/11/24
ごぅ。
26
新生徒会もキャラが立ってますな。。。西園寺さんが超すき、無駄なプライドもまたにまにましてしまいます。。風見さんがなんつっー美少女。。そして元生徒会の人たちによる出会いのときのようなアドバイスが杉崎を後押ししてて、クソ、なんだこのハーレム。。下巻も楽しみです。。2012/12/26
トミーリョ
24
三年に進級し新生徒会でも副会長に就任した杉崎。さて、彼はどれだけ成長したのだろうかとページを開くと――まるで成長していない! パッと見、良くも悪くも変わらない杉崎のバカだけどまっすぐな行動に、旧シリーズ同様の爽快さを感じることができ、とても楽しく読んだ。旧シリーズ本編と番外編である黙示録両方のノリがほどよく合わさりつつ、新ならではの独自色も醸し出す雰囲気作りや、旧キャラと新キャラの活躍比率、ギャグとシリアスのバランスなど、細部に気をつかって書かれているのも好感触。やっつけ感のない丁寧な作りの続編だと思う。2014/04/27