幻滅と別れ話だけで終わらないライフストーリーの紡ぎ方

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幻滅と別れ話だけで終わらないライフストーリーの紡ぎ方

  • 著者名:北山修/よしもとばなな
  • 価格 ¥1,155(本体¥1,050)
  • 朝日出版社(2012/09発売)
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  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784255006727
  • NDC分類:914.6

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内容説明

小説家・よしもとばななと精神分析医・きたやまおさむが、『古事記』、浮世絵、西洋絵画、映画、マンガにいたるまでの文化の深層を語り合い、日本人のこれからのあり方を「並んで海を眺める心で」いっしょに考える、新しいスタイルの講義・対話。

目次

1 母と子の二重性を読む(自分のこころはモニタリングできない 精神分析とは「こころの台本」を読むこと 浮世絵の母子像から、こころを読み解く 母と子がともに見ること、思うこと ほか)
2 ストーリーの表と裏を織り込んで(こころの物語を分析する 罪悪感はどうして生まれるのか 『古事記』の中の「見るなの禁止」 きれいはみにくい、みにくいはきれい みにくいものが動物になる ほか)
3 人生は多面的(講義(3・11が変えたもの あれこれ信じて、どれも信じない 「裏切る」こころは、生き延びる力 「ぼちぼち」がんばること こころの震災は、何度も繰り返される ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

29
ちょっとタイトルのこのは、わからなかったが、きたやまさんがよしもとさんに「もっと具体的に」と迫る箇所があり、「それができないから、作家になった」なんて言ってても、ちゃんと捕まえようとする姿勢があって、そういうやりとりが印象的だ。2023/08/28

みなみ

20
自切俳人のオールナイトニッポンを眠い目をこすりながら楽しみに聞いていました。その彼がきたやまおさむさんと知った時すごく驚きました。この本はきたやま先生の講義があって次によしもとばななさんとの対話があります。難しい言葉で書かれている訳でもないのですが、すごく頭を使い読み終わるのに時間がかかりました。表と裏の2面だけではなくて、その間にあるもの、また物事を多重視すること、母親のこと、興味深かったです。もう一度読めるかな‥‥ちょっとしんどいかな^^;2016/02/20

れんこ

17
読むのに時間がかかったけれど、時間がかかっても最後まで読みたいと思った本。精神衛生上に必要な裏の遊びの楽しみ、私にとっては読書メーターもその一つです。2016/04/27

13
恋愛論?人生論?はたまた物語論?と思う題名。「日本人のあり方」って、まあまあデカ主語。でも、語られる心の台本には確かに、否定できないほど"私"がいる。だから、違和感ある部分も含めて惹かれた▼よしもとさんは自身の本について「一人称ですけど、一人称じゃない。誰か(架空の人物)の話を聴いて、それを書いている。一人称は両者の統一見解」と話す。数年前『キッチン』の読書会で、視点がハッキリと分からない独特の文体」が話題になった。なので、ちょっとした答え合わせ感もあり。2022/08/01

ブルーハート

6
きたやまおさむの講義(と称している)があって、その後で、きたやまおさむとよしもとばななの対談。人には裏と表があることや普通という意味、はては氏名を平仮名書きすることの感覚などが語り合われる。熱いお2人のお話しの中に、第三者の私はとうとう最後まで入れて頂くことが出来なかったのは残念なことでした。

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