内容説明
2013年1月映画化作品。キャバクラ界きってのスターキャストが集まる歌舞伎町ドルシネアで、胡桃は店一番の上客・大野に出会う。自分の客にしたいだけ、これは恋愛なんかじゃない。そう自らに言い聞かせながらも、どうしようなく大野に惹かれていく―。文庫化に際し、新たな書き下ろしも収録。怒涛の展開から片時も目を離せない、究極のエンターテインメント小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
D21 レム
19
都合で下巻を先に。男性への復讐心を持った、稼ぐことに本気の人はまじで、怖いと思った。思っていた以上に闇が深い世界。危険を察知する勘と効果的な演出と気の強さが武器なのか。2016/02/07
青葉麒麟
14
相変わらず男をみる目が無くて笑える。何回同じ目に遭うの❓️身体、ボロボロでは❓️作風が新堂冬樹に似てるなぁって思っていたら、解説が新堂冬樹で吃驚した。キャバ嬢止めてタレントとして活躍しているらしいけど、?️で観た事ないなぁ。 2018/11/08
さんつきくん
10
相変わらず、壮絶なキャバクラ人生でした。小説自体は読みやすく、興味深く読めた。歌舞伎町や六本木のクラブに移ってもNo.1になる胡桃。客に合わせて接客態度を変える、話題作りのために新聞を読む、トーク術を磨くためお笑いのDVDで研究するなどNo.1になるための努力を怠らない。その能力を他のことで活かせなかったのかと思えるくらい努力した胡桃。が、しかし上巻から変わらずに男を見る目がない。相手の財布しか見ていない。闇金融の社長とか、明らかにやめておけば良いのに、羽振りの良さから嵌まる。で、以下略な訳ですよ。2018/06/06
Yスキー
8
作者の自叙伝みたいですね。これ以上引き出しあるのかな。。 内容はものすごくリアリティもあっておもしろいです。アンダーグラウンドな世界観がお好きな方は、ぜひ。2011/12/11
しぃたろ@記録の一部が消失:(
6
No.1を維持し続ける事への執着心の強さは、思わず圧倒される程。女の恐ろしさと弱さの両方が描かれていて非常に面白かった。大袈裟な脚色が加えられたドラマよりはよっぽど良いと思う。2011/08/28