内容説明
セレブ社交クラブ「オデパン」の女王・真織の元に、一通の悲痛なメールが届き“春の事件”が幕を開けた。事件の主役は、ある粉飾決算に手を貸してしまった高宮企業グループ子会社取締役の男性。その背後に、何かきな臭いものを感じた真織は、彼のために「オデパン」の春の行事「スリー・ベリー・パーティ」の大舞踏会を用意する。さて、尾崎、美馬らゴージャスで愉快なメンバー達の鮮やかな活躍や如何に? ため息ものの華麗なる読みきり連作シリーズ、第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
喪中の雨巫女。
10
《私‐図書館》あまりに、私とかけ離れた世界でしたね。オデパンが、シリーズもので、この作品が3巻目また、順番バラバラです。(..)2013/06/01
あまりりす
6
うん、楽しかった。「エビ族」が面白かったです。でもやっぱりシリーズ最初の作品が一番良かったですね~。。。会社を立て直す方向になってきてるのも、楽しめなくはないんだけど、オデパンっぽいバカバカしさ、貴族的な香りを楽しみたいですね。2013/11/22
いいちゃん
2
たまに金持ちの考え方にイラっとしますが、興味深くて3冊とも読んでしまった。2014/03/06
石橋
1
ひさしぶりのオデパン様。これでもかと意味不明のレベルまで高級ブランドで押されるとえーえーセレブも大変よねって思いがちだが、いやいやいややっぱお金はあるにこしたことはないわよね。純粋にお金っていいなって小説だと思います。潔い小説だ。しかし表紙カバーは単行本の方がよかった。なにこのチャラさ。ところで快楽革命ってどこから取った表題なの?2010/12/13
那生
1
高宮グループの問題に絡めて数編。美馬と尾崎が本当に企業戦士で気の毒になりました。金持ちも楽じゃない。オデパンという世界自体が小さくなってしまったかのような印象を受けたので、次があるなら小物やドレスや邸宅描写でリッチさを出すのではなく、オデパンの世界を描くことでゴージャスな上流社会を見せてほしいと思った。2010/10/27