内容説明
よごれた愛、でもこれは純愛…緑川有里は、女性誌におしゃれな自動車試乗記を書くモータージャーナリスト。ある日、有里はモデル事務所を経営する横溝と知り合う。いきなりパリからの電話で「あのさ、エルメスで欲しいものある?」と聞くような男。金を持て余し、人生に飽いた横溝に、有里は深いあわれみを感じ、心を縛られていく。「他の男とセックスして、おれに報告してくれよ」。横溝の屈折した要求に、有里はあらがえない。迷走するこの愛の行方は?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかは
38
こういう恋愛……恋愛とは呼べないか、特殊な関係は若いうちしかできないだろうな。割りきれれば、の話だけれど。私は好きじゃないかな。小説として暇潰しに読むくらいならいいかも。2017/01/04
Yoko Oishi
4
バブルの香りがプンプンで、ファッション描写がびっくりするくらい刺さらなくて逆に面白かった。ここまで共感0なのもすごい。2017/06/14
スリカータ
3
後半は斜め読み。やたらとラグジュアリーだが、何も残らず。誰一人共感を得る人物もいない。2013/10/30
まめはち
3
読んだとはいえないかもしれないけど、備忘録として。 主人公のライフスタイルから作者はバブルを謳歌したのかなと推察。あの時代で読むならいいけど、今読むのは・・・肌にあわなかったです。2013/04/17
moo
2
高まって高まって、ああ、もういいや、やめようって、女独特なのかな。2018/12/18