講談社文庫<br> 空の境界(上)

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講談社文庫
空の境界(上)

  • 著者名:奈須きのこ【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062758925

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内容説明

2年間の昏睡から目覚めた両儀式が記憶喪失と引き換えに手に入れた、あらゆるモノの死を視ることのできる“直死の魔眼”。式のナイフに映る日常の世界は、非日常の世界と溶け合って存在している……! もはや伝説となった同人小説から出発し、“新伝綺”ムーブメントを打ち立てた歴史的傑作――。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けい

67
2年もの長い昏睡状態から目覚めた少女「式」。しかし彼女には以前の自分とは違う自己が存在した。全体の世界観が正にアニメ向き。主人公のカッコ良さ、アクションシーンのめまぐるしさ、死と生が共存するような荒涼たる感覚。上巻だけではもう一つ掴みにくい世界観。アニメ見るとわかりやすいだろうがイメージが固定されるのも?とりあえず先へ読み進めよう。2014/06/12

いおむ

54
非常に好きな作品の一つではあるが、まだ上巻は文章がこなれてなく、多少読みにくさがあったように思う。だが加速度的に面白くなって行く2015/11/06

アマニョッキ

38
お借りした本。冒頭は漫画で読んでいたのでさらりと流し読み。中盤辺りからどんどん展開はぶっ飛んでいき、どこにどう着地するか見当もつかない。かっこいい漢字を当て字で読ませるとことか、30代の自分なら「ケッ!」ってなりそうやけど、40も過ぎるとぐるっと回って「へー、いいね!」って思えるようになってくる。普段絶対読まないジャンルだけど、同人誌まで貸してくれたんだもの、ラストまで駆け抜ける決意でございます。2020/04/23

小早敷彰良

36
サブカルチャーや同人誌はおろか、SFや伝奇等の小説の区分すら知らなかった頃、図書館で出会った本。死の線が見える少女、式を主人公に登場人物がとにかく魅力的な一冊。雪の降る日が好きになったきっかけ。2018/02/23

いちろく

34
2年間の昏睡状態から目覚めた両儀式が手に入れたのは、あらゆるモノの死が視える能力。日常と非日常が混ざりあった独特の雰囲気を懐かしい、と思った時点でこの作品は私にとって、過去の思い出なのでしょう。それでも、ハタチ前後の私の読書経験において通過儀礼であった事は事実。創り上げられた著者独特のコトバは、固有の世界観へと誘う。それにしても、ハーゲンダッツのストロベリーが食べたくなる本ですわ。2016/05/27

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