文春文庫<br> 冥途のお客

個数:1
紙書籍版価格
¥660
  • 電子書籍
  • Reader

文春文庫
冥途のお客

  • 著者名:佐藤愛子(作家)
  • 価格 ¥529(本体¥481)
  • 文藝春秋(2016/05発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167450137
  • NDC分類:147

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

50歳を過ぎて心霊界にめざめた著者が、岐阜の幽霊住宅で江原啓之氏と体験したこと、江原氏が実況中継のように語ってくれた、死後の遠藤周作ら作家たちの姿、狐霊に憑依された女性の奇妙な話、父・佐藤紅緑の霊が語ったこと、霊能者の優劣……。著者が直接見聞きした、霊にまつわる不思議なエピソード満載。いまや「この世よりもあの世の友達のほうが多くなった」佐藤愛子さんの、怖くて切ない霊との交遊録。死は終わりではないからこそ、どう生きたらいいか考える1冊。

目次

あの世とこの世
怪人の行方
どこまでつづく合戦ぞ
ノホホンと天国行き
心やさしい人への訓話
生きるもたいへん死んでもたいへん
珍友
地獄は…ある。
あの世からのプレゼント
狼男は可哀そうか?
死は終りではない

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

163
《すべてハッキリしたことが好きな》著者は、音を立てたり後ろ姿だけ見せる霊に腹を立てる一方、誰もいない所では後ろ姿にさえなれない霊に同情する。生者にも死者にも悲哀を感じるのが人間…なのだが、その優しさにつけ込む霊もいる。著者が霊に対して怒りと哀れを交互に催す気持がよくわかった。戦国の世から戦を続けている霊もいれば、人に憑く厄介な霊もいる。生者と死者の間に何の拠り所もなければ、ただ野蛮なだけだ。やはり宗教やそれに類する教えが必要なのではないか。ところで著者の記憶にある父の特徴を言い当てた相曽・江原両氏は凄い。2020/12/03

パフちゃん@かのん変更

32
愛子さんは好きだが、心霊物は怖すぎる。亡くなった遠藤周作氏などとの交流は・・・なかなか信じがたいが、そういうのわかる人は分かるのか。2021/08/24

はっぱ

22
佐藤愛子さんの霊体験は、本当なのか?・・心優しい人は、無闇に知らない社などで、手を合わせない方が、良いとの事。そうかも知れない。無事無難に暮らすには、心を冷たくしておく事も必要らしい。「魂の波動を高めること」「”自分の魂”のあり方が大切」「死はすべての終りではない。無ではない。肉体は滅びても魂は永遠に存在する」2018/07/11

うさっち

20
著者のスピリチュアル体験を綴ったエッセイ?文字が大きく読みやすかった。怖い話なのに笑ってしまうけど、もし自分の耳元でささやかれたり、姿が見えたらと思うとキツい…。2017/11/08

chatnoir

16
著者の心霊体験や能力者として登場する方々のお言葉にへぇ、ホォと楽しく読んだ。最終的には波動が低いとイカンのよ~!って本。狐さんが修行するのは茜稲荷という話、心霊団地の顛末が面白かった。S氏は下さんかな?父母や祖父母、ペットとかしか感じ取れないと言われたのは宜保さんかな??ここに登場する三輪さんと江原さんは凄すぎる。色々解る人はいるのかなぁ。私の知らない世界です。2019/07/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/481828
  • ご注意事項