内容説明
20世紀初頭、イタリアのマリア・モンテッソーリ博士が生み出し、今も世界中で支持されている「モンテッソーリ教育」。その一番の特徴は、子どもには特定の事柄に特別な感受性を発揮する「敏感期」があることを指摘し、その重要性を唱えたこと。本書は、わが国のモンテッソーリ教育の第一人者である著者が豊富なイラストとともに解説する、育児書の決定版です! 『お母さんの「発見」』とあわせてどうぞ。
目次
第1章 モンテッソーリ教育からのヒント
第2章 子どもの「敏感期」
第3章 お母さんの「敏感期」
第4章 子育てのキーワード「じりつ」―自律と自立
第5章 家庭でできる手づくり教材
第6章 子育てに大事な五つの鉄則―イラストによるまとめ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
44
子どもが深く集中したあと、「幸福な人のような表情で微笑した」ことを見て不思議な感動を覚えたモンテッソーリの感性が出発点となり、そこから本格的な研究が始まり、やがて教育方法が編みだされた。だからモンテッソーリのように、子どもが何かを集中してしているのを見かけたら、よく見守ることだ。それが出発点となり、モンテッソーリが歩んだのと同じ道を踏みしめて、真の意味でモンテッソーリ教育を理解することになる。 モンテッソーリ教育は、ひとことでいうなら「自律と自立を育てる教育」だ。2020/03/12
月子
34
読友さんにモンテッソーリ教育というものを教えていただいたので◎子育てするときに、しっかり子供の事を観察して、口を出さずに見守らなければと思いました。自分はせっかちですぐ怒ってしまいそうなので、折に触れてモンテッソーリ教育の本を読んで子育てに役立てたいと思います(*˘︶˘*)2014/01/22
赤星琢哉
22
モンテッソーリ教育について書かれた本。とても勉強になる。子供の理解不能な行動にも意味があることを知ることで、冷静に対処できる。各エピソードもあるあるで面白い。Amazonのベゾス、Googleのサーゲイブリン、ラリーペイジもモンテッソーリ教育を受けたとか、、、!2016/04/25
きゃんでぃ
13
たまに育児書に頼りたくなる時があります。読んで余計に落ち込む時もあるし、ほいほいマネする時もあるし。今回の読み終わりは、少し落ち込みました、、。上の子の方は、もうとり逃した時間はもう間に合わないのかな、、。夏休みで、子どもといる時間が長くなったけど、全然向き合えてない、、。私、台所にいる時間長いし。とり逃した分、これからも取り逃がさないために、本当の意味で向き合って子どもを見つめていかないと!2021/08/21
こかち
9
モンテをもう少し勉強してみようと、2冊目。この本は具体的な方法だけではなく、モンテの考え方、軸を丁寧に説明している。ただし、「で?どうすれば…」と即回答を欲してもそれは載ってない。そこは、ちゃんと考えましょうね、意識して子供をみて、試行錯誤することが大切ですよ、ってことですよね。インスタントに答えを求めちゃダメですよね。ゴリゴリモンテは難しいけど、ちょっと頭に留めて、ゆるく取り入れていってもいいかな。2018/06/29