内容説明
浮気、売春、同性愛、女のダイエット、ペニスのふしぎな形状。これらはみんな「精子競争」の末に進化した、BC(=生物学的に正しい)なもの。信じられないかもしれないが、生き残りのための必然なのだ。ええっ、なぜ同性愛が遺伝子の生き残りに役立つの? と思ったら、ご一読を。あなたの人生の悩みを解消してくれるかもしれません。ヒトの、そして動物すべての真実に迫る、痛快科学エッセイ。『BC!な話──あなたの知らない精子競争』を改題・加筆した新装版。
目次
第1章 精子競争・あなたの知らない世界(精子は暗躍する;ライヴァルには数で勝つ―男たちよ、ベラを見よ!;浮気のときには精子も元気―男たちよ、キンカチョウを見よ;マスターベーションとは何なのか―罪悪か功徳か)
第2章 精子の争いここにあり(毒ヘビはなぜ“淫乱”なのか―メスたちの企み;英国は昔も今も変わっちゃいない―女は魔物だ;売春の意味論―娼婦の戦略;レイプは本当に男の側だけの戦略なのか―湧き起こる疑問;女はなぜやせたいのか―その恐るべき偽装)
第3章 形と大きさの進化論(真相は“薮”の中―睾丸は語る;男がペニスにこだわる理由は―サクション・ピストン仮説;早熟のアフリカ人、奥手のアジア人―人間も動物の一種)
第4章 男と女の来し方、行く末(同性愛の謎に迫る―同性愛遺伝子の発見;同性愛は「お手伝い」?「練習」?それとも…;男と女の来し方、行く末)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坊主丸儲け
1
アカジカの角付き合わせた喧嘩が実はボーイズラブだったなんて・・・2010/04/06
碧
0
冒頭のベイカー&ベリスが性交やマスターベーションから回収した精子の数をカウントしたりしてみた実験結果の話などなどは興味深くまた地道な研究をする方々には頭が下がるなあと思ったが、後半になるにつれとりとめのなさ過ぎる推論が多いなあと思って斜め読みになってしまった。特に雑誌を利用したアンケート結果なんかは統計バイアスがかかってて信頼性はいまいちだと思うのだが・・・まあ息抜きにトリビアネタを仕入れるのにはちょうどいい本かもしれない2016/05/07
うっかりまー君
0
途中で挫折した。2014/03/11