文春文庫<br> 半生の記

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文春文庫
半生の記

  • 著者名:藤沢周平【著】
  • 価格 ¥523(本体¥476)
  • 文藝春秋(2012/11発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167192310

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内容説明

「自分の過去が、書きのこすに値いするほどのものかといえば、とてもそんなふうには思えない」という含羞の作家・藤沢周平が、初めて綴った貴重な自叙伝。郷里山形、生家と家族、教師と級友、戦中と戦後、そして闘病などが淡々と描かれ、藤沢文学の源泉をあかす稀有なる記録ともなっている。巻末に詳細な年譜も付した、伝記の決定版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

じいじ

80
大好きな藤沢周平の時代小説、只今読メの本棚は読了60冊でトップの作家です。でも、藤沢さんの幼少時代を過ごした生家は三男三女の大家族、そして彼は学校が嫌いだったなど、プライベートな背景は、ほとんど知りませんでした。この自叙伝「半生の記」を読んで、素顔の藤沢さんを知り、さらに時代小説家の藤沢周平が好きになりました。2023/12/31

ふじさん

79
再々読だが、人生とは多くの出会いや偶然が重なり、成り立つものなのだと改めて思った。自分の人生を振り返っても然り。「自分の過去が、書きのこすに値いするほどのものかといえば、とてもそんなふうには思えない」という含蓄の作家が初めて綴った、貴重かつ魅力的な自叙伝。郷里山形、生家と家族、教師と級友、戦中と戦後、そして闘病。藤沢文学の源泉をあかす稀有なる記録ともなっている。山形の風土や人脈が、彼の作品の骨格となっていることが良く分かった。2024/10/08

優希

53
藤沢さん自身の半生をつづっています。故郷、家族、学校、戦争、闘病などを淡々と描きながら、藤沢文学の原点へと迫っているように思えました。巻末に年譜もあるのが丁寧です。2023/04/25

i-miya

53
2014.02.08(02/08)(再読)藤沢周平著。 02/06 (年譜) ◎S02.12.26生まれ、山形県東田川郡黄金村に父、小菅繁蔵、母、たきゑ(38歳.32歳)次男。 本名、小菅留治。 長姉繁美(11)、次姉このゑ、長兄、久治(7)、あり。 隣家のおばあさんが産婆さんで助かった。 妹、弟生まれる(S05.05) ◎S10(8歳)、担任先生、大久保イチ先生。 通勤バス火災で大久保先生、死亡。 その悲しみ、60半ばの今でもかすかな痕跡。  2014/02/08

AICHAN

43
図書館本。藤沢周平の半生記。読んでいて『楡家の人々』に似ていると思った。山形庄内地方の農家に生まれた藤沢さん(本名は小菅留治)は、ろくに勉強しなかったのに小学校を首席で卒業し、やがて師範学校に入る。同じ庄内地方の中学に赴任し、数年間、教員をする。しかし結核になり、東京東村山の病院に入院する。手術後、東京の業界新聞社に就職し結婚するが、長女を産んだ奥さんはガンで早逝する。幼い長女を抱えての日々は藤沢さんを追い詰めていく…。抑えた筆致の自伝だが、そのまま物語になるほどの素晴らしい作品。藤沢文学の原点を見た。2017/11/17

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