内容説明
ハワイ。青空。誰も知らない丘。光の中で、風の中で、ミッキーはパパの眠る十字架の前で、ひとり16歳の誕生日を迎えた。旅の始まりだった。ジャズシンガーとして名を馳せる生き別れたママを訪ねて、ミッキーは太平洋を廻る。ハワイからフィリピンへ、横須賀からグアムへ、いくつもの愛が、別れが、歌が、風のように彼女の中で弾け、謳い、笑い、通りすぎてゆく、陽射しを濡らす涙は、まるで1コーラスの通り雨……。天才少女ドラマー・ミッキーの〈ポニー・テール〉シリーズ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
10
王道青春小説。ミッキー相変わらず喧嘩ばかり、は良いのだけれど喧嘩の内容がワンパターンになりすぎ。それだけが不満2016/11/12
あかつや
5
前巻は仲間を探して各地を巡ったが、今回は母を訪ねて、環太平洋喧嘩旅行。ドラム叩き少女ミッキーが、売られた喧嘩はすべて買って、相手の腕をへし折りまくる。おまえ堀部正史かよ。しかしなんだってこの世界のワルどもは見た目はちっぽけな少女に過ぎない彼女を取り囲んで袋にしようとするのか。まあプロレスラー崩れの巨漢用心棒ともタイマン張ってぶっ倒すほどの少女だから、その対処法は間違ってはいないが。ワルの野生が相手の実力を正確に測っているのかもしれない。物語はずっと同じ味が続くけど意外と飽きない。水戸黄門みたいなもんか。2019/08/06
鮎川まどか@AnxAn
1
これは…ほぼワタシだ。そう呟きたくなった。 雰囲気と勢いで読む作品。 ピックのまどかとスティックのミッキー…ダチになれそうね(笑)。2011/02/03