内容説明
男と女がかもしだす性の微苦笑をこれほどおもしろおかしく訴えてベストセラーになった読物は、古今東西に例を見ない。軽妙洒脱、ここと思えばまたあちら、おだやかな語り口にのせて、やんわりほんわり、はたまたずんばらり──本書俎上にあがったお題は、男の欲望、女の性欲、セーラー服に乱交パーティ、痴漢に混浴、身内とエッチ、面食い男の単純回路、女からみたキビシイ男の品さだめ。たおやかなカマトト顔で男性の本音に迫りくる才女作家の、あっけらかんとしたお色気談義!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
63
男女の性についてあけっぴろげに書いているのに、全くいやらしさを感じません。むしろ、あっさり読めてしまいます。軽快な語り口でやわらかに、ほんわかに、時にはズバリと男性に迫る感が見えました。カマトトぶりながら男性に迫るおせいさん。お色気談義をしつつも世間話に見えてしまうのが魅力なのかもしれませんね。2018/12/16
優希
45
お色気話なのですが、あっけらかんとしているのでサラリと読めてしまいます。男女の醸し出す性の微苦笑が面白く書かれていました。普通ならあまりおおっぴらに語りにくいことでもおかしく書いているので笑えます。何とも言えない語り口でここあそことやんわりほんわり気の向くままに語る艶話。時にはズバッとくるからちょっとドキドキしますが。カマトトぶりながら男性に迫っている感じが凄いです。でもちょっとエッチな話をしても全くいやらしさがないのがいいですね。2014/09/18
Gen Kato
2
再読。カモカのおっちゃんとの懐かしき再会。田辺先生の書く関西弁、味があっていいんですよね。2016/03/08
アイコアラ
1
男は「六せる」、女は「五たい」はなかなか面白かった!!2014/09/29