出版社内容情報
戦時下の日本とはどういう場だったのか。
そして大東亜共栄圏のもとで各国の人びとはどのように暮らしていたのか――。
陽の目を見ることなく眠っていた写真2万点のなかから200点を精選し、詳細な解説とともに紹介。
陸軍参謀本部傘下の写真工房〈東方社〉の実像に迫るとともに、当時の日本・中国・東南アジア各国の変動していく社会をとらえる。
カメラマンたちの視線をとおして見つめる戦争と社会。
はじめに
第1部国内編
第1章 陸戦部隊と航空
第2章 近代都市東京の街と人々
第3章 戦時体制と大東亜共栄圏の前面化
第4章 破綻へ向かう日本
第2部東南アジア編
第1章 1942年光墨弘マラヤ・シンガポール取材
第2章 1943年菊池俊吉・関口満紀フィリピン取材
第3章 1944年大木実・林重男東南アジア取材
第3部中国編
第1章 1943年林重男華北地方取材
第2章 1944年関口満紀北京取材
第3章 1944‐45年別所弥八郎大陸打通作戦従軍取材
コラム
?東方社写真部のカメラマンたち
?濱谷浩の撮影ノートと東方社関係文書
?今泉武治の日記
?震天隊隊長青木哲郎のアルバム
?東方社写真の加工について
?文化社が撮影した戦後の写真
井上祐子[イノウエ ユウコ]
著・文・その他/編集
内容説明
戦時下の日本とはどういう場だったのか。そして大東亜共栄圏のもとで各国の人びとはどのように暮らしていたのか―。陽の目を見ることなく眠っていた写真2万点のなかから200点を精選し、詳細な解説とともに紹介。陸軍参謀本部傘下の写真工房“東方社”の実像に迫るとともに、当時の日本・中国・東南アジア各国の変動していく社会をとらえる。
目次
第1部 国内編(陸戦部隊と航空(第1期一九四一年九月頃‐四二年九月頃)
近代都市東京の街と人々(第2期一九四二年一〇月頃‐四三年七月頃)
戦時体制と大東亜共栄圏の前面化(第3期一九四三年八月頃‐四四年末頃) ほか)
第2部 東南アジア編(一九四二年 光墨弘マラヤ・シンガポール取材;一九四三年 菊池俊吉・関口満紀フィリピン取材;一九四四年 大木実・林重男東南アジア取材)
第3部 中国編(一九四三年 林重男華北地方取材;一九四四年 関口満紀北京取材;一九四四‐四五年 別所弥八郎大陸打通作戦従軍取材)
著者等紹介
井上祐子[イノウエユウコ]
1963年生れ。立命館大学国際関係研究科前期博士課程修了。現在、京都外国語大学非常勤講師、公益財団法人政治経済研究所主任研究員。専門は近現代日本の視覚メディア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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