目次
上つ巻 神々の時代(神々の誕生;アマテラスと天の岩屋戸;スサノオ出雲へ;オオクニヌシの国造り;オオクニヌシの国譲り;ニニギノミコトのものがたり;海サチビコ、山サチビコのものがたり)
中つ巻 天皇の時代(神武天皇の御代のものがたりと欠史八代;崇神天皇の御代のものがたり;垂仁天皇の御代のものがたり;ヤマトタケルのものがたり;仲哀天皇、応神天皇の御代のものがたり)
下つ巻 皇位の継承をめぐる争い(仁徳天皇とその子孫のものがたり;安康天皇、雄略天皇の御代のものがたり;天皇の遺児と欠史十代)
著者等紹介
村田右富実[ムラタミギフミ]
1962年生まれ、北海道小樽市出身。北海道大学大学院修了。現在、大阪府立大学教授。上代日本文学専攻博士(文学)。主著『柿本人麻呂と和歌史』(上代文学会賞受賞)
村上ナッツ[ムラカミナッツ]
脚本・作詞家(ARTマネジメント野住所属)。愛媛県出身。早稲田大学第一文学部演劇科卒、シェイクスピアシアター出身。’96年まんが原作と絵物語でデビュー
つだゆみ[ツダユミ]
マンガ家。愛媛県出身。広島大学文学部卒。’90年4コママンガデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アキ
36
日本人として最古の書物に触れなければと思う反面、何回も挫折してきた過去から手を伸ばした。とてもわかりやすい。マンガと現代語訳の見開きで、マンガをパラパラ見ているだけで流れがわかる。ただ出てくる神さまや人物が多くてやっぱり訳がわからない。大まかな流れがわかればよしとするか。この本を脇において、古事記の本物の本(?)にチャレンジするのもありかも。とりあえず上つ巻・中つ巻・下つ巻の3つの内容は大まかにつかめた。2018/11/12
茉莉花
23
天皇の譲位の話題が出たので久々に日本の誕生を振り返りたくなり再読しました。相変わらず楽しくて最後まで読めますw スサノオについて、彼は天上界にいるよりも人間界にいた方が人の役に立てるから良いと思いました。でも、なんでだろうと考えた時、天上界だと上にはアマテラスのお姉がいるから自分が一番になれない、けれど人間界だと自分が一番上の立場になる、だから弱き人間を自分が頑張って守らないといけないなと思ったのかもしれない。神様としての権力を良い方向に使ってくれて本当に嬉しくて思いました。今度は岩波文庫で読みたいですね2016/08/04
二分五厘
22
古事記の上中下巻を主要な神様・天皇のエピソード毎に纏めて、その章毎にあらすじで概要を、更に漫画と文章で詳細を綴る。だから話は解りやすいんだけど、その分、ページ数がかさむ(笑)。特に天皇時代になると、即位・一族間の後継争い・陰謀暗殺の繰返しで、理解したらすぐ次の代になるのでついていくのが大変。名前も覚えにくいし。でも今までさらっと流されてた、第二十代安康天皇から第二十四代仁賢天皇の流れをつかめたのは良かった。あったかもしれない事件の裏読みエッセイ『ナッツ劇場』が楽しい。2019/03/31
茉莉花
20
以前、ネットに載っていた古事記を読んだのですが訳の分からない名前の多さに挫折。それでも、ちゃんと古事記を理解したかったのでこちらの漫画を購入したら最後まで読めた!!上つ巻の神々の時代も興味深かったのですが下つ巻の皇位の継承争いも楽しめた!ストーリーが面白くて、愉快だけど時には残虐的でこんなにドラマチックだとは思わなかった!私の通ってた中学の前にたちばな神社があり、そこにはオトタチバナヒメが祀られてることは前々から知ってたのですが古事記を読んで更に親近感が芽生えました笑 恋愛ものもあるので若者にもおすすめ!2015/08/17
あっこ
14
いつかは読まなきゃと思っていた「古事記」。とても良くまとめられていてスラスラ読めた。勉強になった。2015/05/16