内容説明
イラク攻撃以後の世界秩序。世界の話題を独占中のホットな海外ベストセラー、待望の完訳。アメリカは“帝国”に非ず。ソ連崩壊を世界で最も早く予言した『新ヨーロッパ大全』のトッドが、ハンチントン、フクヤマ、チョムスキーらを逆手にとり、“EU露日VSアメリカ”という新構図、“新ユーラシア時代の到来”を予言。
目次
開幕
第1章 全世界的テロリズムの神話
第2章 民主主義の大いなる脅威
第3章 帝国の規模
第4章 貢納物の頼りなさ
第5章 普遍主義の後退
第6章 強者に立ち向かうか、弱者を攻めるか
第7章 ロシアの回復
第8章 ヨーロッパの独立
ゲームの終り
著者等紹介
トッド,エマニュエル[トッド,エマニュエル][Todd,Emmanuel]
1951年生まれ。ケンブリッジ大学歴史学博士。パリ政治学院を卒業。現在、国立人口統計学研究所資料局長。『第三惑星―家族構造とイデオロギー・システム』(1983)で、全く新しい「人類学的手法」による成果を呈示し賛否両論を巻き起こした。その後『新ヨーロッパ大全』(1990、邦訳二分冊、藤原書店)でその手法をさらに精緻化して、西ヨーロッパ近現代史の新たな読解を行ない、続く『移民の運命』(1994、邦訳、藤原書店)では先進諸国における移民問題を分析。『経済幻想』(1998、邦訳、藤原書店)では、グローバル・スタンダードに拮抗しうる国民国家のありかたを提唱。これらはいずれもベストセラーとなっている
石崎晴己[イシザキハルミ]
1940年生まれ。1969年早稲田大学大学院博士課程単位取得。現在、青山学院大学文学部教授。専攻フランス文学
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