目次
第1部 書き文字から印刷文字へ 解説編(記されている文字;書物の文字―書かれ、刷られる文字;中華文明の文字;日本の活字書体)
第2部 書き文字から印刷文字へ 図版編
著者等紹介
森啓[モリケイ]
女子美術大学大学院客員教授。1935年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業。デザイナーとして、グラフィック、編集、ブックデザイン、タイポグラフィ、書体設計などの分野に従事。桑沢デザイン研究所、武蔵野美術大学、千葉大学などにおいて教鞭を執り、明星大学日本文化学部教授、女子美術大学大学院教授を経て、2005年より現職。近代デザイン、印刷デザイン、印刷技術史、出版史等を専攻。2003年、印刷会社精興社の活版印刷技術についての調査研究をまとめた『活版印刷技術調査報告書』(青梅市教育委員会、1997年)にて、日本出版学会賞特別賞を受賞
高宮利行[タカミヤトシユキ]
慶應義塾大学文学部教授。1966年慶応義塾大学経済学部、1968年文学部を卒業。1978年ケンブリッジ大学博士課程英文学部単位取得。上智大学文学部、東京大学教養学部、東京大学大学院社会学研究科、東京大学文学部、東京都立大学文学部、日本女子大学文学部などの講師を歴任。2001年より慶應義塾大学人文科学メディア研究センター長を務める。また、HUMIプロジェクトの主事としても活動を行なっている
桑山弥三郎[クワヤマヤサブロウ]
書体設計家、著述業。1938年新潟県柏崎市生まれ。1962年武蔵野美術学校卒。グループ・タイポ同人、武蔵野美術学校在学時に同級の伊藤勝一、林隆男、長田克巳とともにグループ・タイポを結成。1960年「平体明朝ひらがな・カタカナ」を制作発表、この新書体は、1962年「タイポス」として文字盤化、「タイポス37」として株式会社写真植字機研究所から発売され、「タイプフェイスデザイナーによる最初に実用化された新書体」として大きな反響を呼んだ。以降、多くの書体、ロゴ・マーク等を設計。また、武蔵野美術大学講師を歴任、60を超える多くの著作を通じて、書体デザイン、文字印刷の分野の教育、啓蒙運動を継続している
板倉雅宣[イタクラマサノブ]
近世・近代の印刷技術史家。著述業。東京生まれ。千葉大学工学部工業化学科印刷専攻卒。東京書籍株式会社入社。東京製版株式会社社長を経て、退任。この間、『東京書籍株式会社三〇年史―教科書製造の変遷』を執筆編集(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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