内容説明
“美”とはなにか?絶対かつ完壁な“美”は存在するのか?“真”や“善”“聖”との関係は?―古代ギリシア・ローマ時代から現代まで、絵画・彫刻・音楽・文学・哲学・数学・天文学・神学、そして現代ポップアートにいたるあらゆる知的遺産を渉猟し、西洋人の“美”の観念の変遷を考察。美しい図版とともに現代の“知の巨人”エーコによって導かれる、めくるめく陶酔の世界。
目次
ギリシアの理想美
アポロ風の美とディオニュソス風の美
均衡と調和の美
中世の光と色彩
怪物の美
牧場の少女から天使のような貴婦人へ
15・16世紀の魔法の美
貴婦人と英雄
優美から不安の美へ
理性と美
崇高
ロマン主義の美
芸術至上主義
新しい物体
機械の美
抽象的な形から素材の深みへ
メディアの美
著者等紹介
エーコ,ウンベルト[エーコ,ウンベルト][Eco,Umberto]
1932年アレッサンドリア生まれ。ボローニャ大学人文科学部長で記号論の教授。世界的ベストセラーとなった『薔薇の名前』をはじめとして、『フーコーの振り子』など、フィクション、ノン・フィクション双方に多数の著書がある
植松靖夫[ウエマツヤスオ]
1953年北海道生まれ。上智大学大学院博士後期課程修了。東北学院大学文学部助教授
川野美也子[カワノミヤコ]
学習院大学文学部史学科博士後期課程満期退了。イタリア・ルネサンス文化史専攻。1990~1994年、イタリア政府奨学金留学生としてフィレンツェ大学、ミラノ大学に学ぶ。学習院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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