内容説明
知識の集積としての教養を超えて。諸学に潜在する歴史に培われた固有の「カタ」。これたの内面化こそ教養教育の最初のゴールだ。
目次
第1部 「カタ」としての教養(古典文献学とはどういう学問か―人文学の「カタ」;中世日本における「文字遣い」をめぐって―コミュニケーションの「カタ」;歴史を録することと探究すること―歴史の「カタ」;儀礼が法をつくる―法学の「カタ」;教養としての発信力―リテラシーの「カタ」)
第2部 教養教育の再構築に向けて(鼎談 これからの教養教育;イートンから海陽へ;ハーバード・カレッジの教養教育)
著者等紹介
葛西康徳[カサイヤスノリ]
1955年生まれ、大妻女子大学教授。専攻:ギリシア・ローマ法、西洋古典学
鈴木佳秀[スズキヨシヒデ]
1944年生まれ、新潟大学教授。専攻:比較宗教学、旧約聖書学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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