目次
1 歴史的にみる住居の福祉的な役割、世界にみる「居住福祉」への志向(中国の原初の住居にみる「居住」と「福祉」の不可分性;中国の古代の住居にみる複合的居住機能と福祉機能;近代以来の人間居住の研究にみる「居住福祉」への志向)
2 「居住福祉学」を展開するための理論(「居住」には基本的に三大属性がある;居住における多様な社会機能に注目すべきである;居住空間に求められる多元性の中に「居住福祉」を見出すべし;「五大系統」の理論からみる「居住福祉学」)
3 「居住福祉学」の理論的な枠組み(「居住福祉学」の定義;「居住福祉学」を研究するための要点と基本的な枠組み;体系としての「居住福祉学」を目指して)
著者等紹介
柳中権[リュウチュウケン]
1928年中国遼寧省生まれ。1950年中国東北大学社会科学院政治系卒。1982年中国社会学学会第1回理事会理事。大連理工大学管理学院教授、兼中国都市発展研究会理事、大連市人民政府政策諮問委員。都市化社会、市民社会、高齢化問題、NPOとNGOの役割などに研究しており、中国社会科学基金の重点研究プロジェクトを複数担当してきた
張秀萍[チョウシュウヘイ]
1965年中国内モンゴル生まれ。1986年中国東北師範大学教育系卒。1989年同大学大学院修了。大連理工大学副教授、『大連理工大学学報』(社会科学版)副編集長。高等教育管理、少数民族教育、教育と地域社会、高齢者福祉などについて研究している
李桓[リカン]
1962年中国安徽省に生まれる。1988年来日。1995年神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了、博士(学術)。長崎総合科学大学人間環境学部准教授兼大学院工学研究科准教授。居住、都市、風景、環境などを課題に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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