内容説明
本書は世界の借家人団体、九ケ国、一一団体の活動等を紹介し借家人運動の現状を報告するものであるが、それと同時に最近の厳しい世界経済情勢による各国の社会住宅政策後退の現状を伝えたいと思う。
目次
1 なぜ、いま借家人運動を取り上げるか?(仕組まれた「持家志向」;歪んだ公共賃貸住宅政策;ウィーンの社会住宅;住宅政策無責任国家のもたらしたもの)
2 国際借家人連合(国際借家人運動の歴史とIUTの結成;国際借家人連合(IUT)の目的、活動と理念)
3 各国借家人団体について(スウェーデン;オランダ;ドイツ;フランス;イギリス;オーストリア;オーストラリア;日本;アメリカ合衆)
4 参考資料「借家人憲章」
著者等紹介
高島一夫[タカシマカズオ]
1943年、東京に生まれる。1975年、東洋大学大学院文学研究科修士課程修了。1979年から借地借家人運動に参加し、現在も日本借地借家人連合理事長として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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