内容説明
千八百枚のラブレター。去り行く妻との究極の愛。ただひたむきに絵を愛する老画家を、妻は支え続けた。夫は、寝たきりになった妻を自宅で介護すると決意、妻の姿を毎日、画帳に描き続けた。
目次
介護記録(画・文・弥勒祐徳)(2002年;2003年;2004年;2005年;2006年;2007年)
前例のない在宅介護を見守って(相澤潔)
「諦めがつかんでよ、死んでからも描いて描いて、まだ描き足らんけど…」(小河孝浩)
画くことで会話していた弥勒先生(濱砂重仁)
著者等紹介
弥勒祐徳[ミロクスケノリ]
画家。大正8年(1919)宮崎県西都市に生まれる。昭和13年(1938)西都市立寒川小学校代用教員となる。昭和15年(1940)応召、中国東北部、南方戦線に従軍。昭和19年(1944)召集解除、三納青年学校助教諭となり、以後59歳まで県内各地の中学校で図工科の教員として教壇に立つ。昭和30年(1955)宮崎県美展に初入選。昭和35年(1960)宮崎県美展で知事賞受賞。昭和51年(1976)には文部大臣賞、さらに宮日総合美術展で県知事賞を受け、無鑑査となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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