出版社内容情報
20世紀の人類の愚行を収めた写真集『百年の愚行』を発行してから12年。
その間に起こった「9.11」や「3.11」など現代の「愚行」を提示する事件や事象の写真を約50点収録。
また、問題の解決の糸口を模索するべく現代の賢人たち、山極寿一、王力雄、イリヤ・トロヤノフ、ベネディクト・アンダーソン、ベルナール・スティグレールの5氏に寄稿をお願いした。
いまなお終わらない世界の愚行を直視する、21世紀を生きる現代人必読の歴史教養書でもある。
なお、本書はいまだに続く「愚行」と向きあうために、続編の発行資金をクラウドファンディングreadyfor?にて募集し、300人以上の支援者を集め、書籍出版を実現させることに成功した。
◎目次
まえがき 愚行と狂気の時代
第1章 戦争・紛争
第2章 弾圧・迫害
第3章 差別・暴力
第4章 貧困・格差
第5章 メディア・情報
第6章 環境・エネルギー
第7章 核・原発
終章 自己と他者への想像力
【著者からのコメント】
◎前作『百年の愚行』について
2002年に出版した写真集『百年の愚行』は、20世紀に人類が犯した「愚行」を10に分類し、100枚の写真と5人の寄稿家による特別エッセイ、そして10本のコラムで構成した写真集。
【著者紹介】
小崎哲哉
1955年、東京生まれ。
ウェブマガジン『REALTOKYO』及び『REALKYOTO』発行人兼編集長。
カルチャー雑誌『03 TOKYO Calling』副編集長、インターネットエキスポ日本テーマ館『Sensorium』エディトリアルディレクター、アート雑誌『ART iT』創刊編集長などを務め、CD-ROMブック『マルチメディア歌舞伎』や、写真集『百年の愚行』などを企画編集した。
京都造形芸術大学大学院客員研究員、同大・同志社大学・愛知県立芸術大学講師。
2013年には、あいちトリエンナーレの舞台芸術統括プロデューサーを務めた。
一般社団法人Think the Earthは、クリエイティブやコミュニケーションの力で環境問題や社会問題への無関心を減らし、少しでも多くの人が地球のことを考え、行動するためのきっかけを作り続けているNPO。
『百年の愚行』(紀伊國屋書店)『1秒の世界』『気候変動+2℃』『いきものがたり 生物多様性11の話』『グリーンパワーブック 再生可能エネルギー入門』(ダイヤモンド社)などの書籍を手がけるほか、プロダクト、ウェブサイト、映像、デジタルコンテンツ、イベント、ワークショップなど多様なプロジェクトを展開している。http://www.thinktheearth.net/jp/
感想・レビュー
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