内容説明
社会主義圏の崩壊と湾岸戦争以後の、世界的に流動化する状況を精緻に分析しながら、世界の第一線で活躍する哲学者・文学人類学者・建築家たちが、反復すべき「批判」の原理を探る。
目次
1 湾岸戦争以後―帝国主義の第三段階とポストモダニズム
2 江戸思想史への視点―奇人と差異あるいは儒者のネットワーク
3 植民地主義と近代日本―『南島イデオロギーの発生』を出発点に
4 夏目漱石をめぐって―その豊かさと貧しさ
5 芸術の理念と〈日本〉
6 音声と文学・日本のグラマトロジー―十八世紀日本の言説空間
感想・レビュー
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またの名
7
丸山眞男史観とは異なる江戸思想史を求めデリダやフーコーが援用され沖縄とアイヌの問題や夏目漱石のテクストを巡る問いをぶつけ合う、一つの時代を牽引した雑誌空間で行った対談を集めて収録するシリーズ。主題の取り上げ方からしても、各国の哲学分野ですらローティやドゥルーズやロシア神秘主義が自国の伝統に還り始めたとジェイムソンが指摘するナショナリズムの亡霊を、語義の本来の意味での冷笑的犬儒派の世界市民目線で追いかける。海外の春樹ブームが作り物の逆輸入商法と断じる一方、アニメ・ゲーム経由の吉本ばななブームは事実と認める。2026/07/23




