内容説明
「ここが最後の城。告げられし天世界の門。ここに終わる…」“死の教主”カーロッタ・マウセンの視線の先には、因縁の地・ローグタウンがあった。“アイルマンカー結界”は消滅し、リベレーターの計画は失われた。カーロッタは“女神再臨”を目指し、この地への侵攻を開始する。彼女を迎え撃つ、オーフェン・フィンランディは魔術学校の校長室で今後の対処を練っていた。残す選択は決戦のみ。多数の負傷者を出し、半壊した戦術騎士団で戦う他ない。そして、もう一つの可能性に未来を託す。つまりは“鋏”―魔剣オーロラサークルを送った、はぐれ者に。二十年以上の時を経て、今、原大陸は激しい変化の刻を迎える。嵐の先になにが待つのか、まだ誰も分かっていない。恐らくは、まだ、きっと…。新シリーズ最終章!
著者等紹介
秋田禎信[アキタヨシノブ]
1973年生まれ。17歳で第3回ファンタジア長編小説大賞・準入選。『ひとつ火の粉の雪の中』にて作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金目
6
身も蓋もないくらい現実的なところをスパンと打ち抜くから笑うしかなくなるってのが秋田作品の魅力だと思いますけど、そーゆー意味では究極のキャラがでてきましたな。どむーんとかフラニー並。あーゆーのに頼ると人間ダメになるよ。なよっちはとっととラブくさ死んでもらうとして、ようやく起きた殺鼠剤、じゃないラッツベインに期待したいです。しかし、てっきりケリーは某変態執事本人だと思ってたのですが、違うっぽいですな。んじゃキースはマジで消息不明かー。残念2013/11/10
あき
4
最終巻は前後編だよね。しっちゃかめっちゃかな状況を収束・・・できてるのか?魔王は動かず下準備期間の様子。さらに人造人間という燃料投下して最後の花火に備えてる感じ。2013/11/08
吉兆
4
綺麗な終わり所がなくなって、泥臭いグダグダバトルの幕が上がってきたぞ。楽しいな。2013/11/08
yamada
3
文句なく面白い。第二部の終盤の展開を一部踏襲しつつ新しい展開もあって盛り上がる。次で終わりかー。楽しみだけどやっぱり寂しい。2013/12/10
イヌリン
1
ええっ執事さんが・・><そして、ここで重要そうな新キャラが登場とは~!最終巻が気になります!でも終わっちゃうのはさみしいです・・2014/05/27