内容説明
宗教社会学の新たな高みをめざす、渾身の論集。
目次
日本における宗教構造の変容と宗教社会学
第1部 宗教運動論の展開(教団類型論と宗教運動論の架橋―日本の新宗教の事例から;佛立講系在家仏教運動の類型間移行―伝統テクスト型教団の展開過程;「近代教団」としての金光教の形成―明治期における宗教運動と宗教行政;霊波之光教会におけるカリスマの成立と継承―霊能の指導者集中型教団の発達課題)
第2部 地域社会と宗教(近隣ゲマインシャフトと葬送習俗―根白石村における契約講のモノグラフ;政教分離訴訟の宗教社会学―北海道砂川市有地上神社問題のフィールドから;人口減少時代の教団生存戦略―三重県の伝統仏教とキリスト教の事例)
第3部 国家と宗教(穂積陳重の先祖祭祀論―「国体イデオロギー」言説の知識社会学;昭和戦前期日本の「宗教弾圧」再考―特別高等警察の目的と論理)
著者等紹介
寺田喜朗[テラダヨシロウ]
宗教社会学・新宗教研究。1972年生。大正大学文学部教授。東洋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)
塚田穂高[ツカダホタカ]
宗教社会学・日本文化論。1980年生。國學院大學研究開発推進機構助教。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)
川又俊則[カワマタトシノリ]
宗教社会学・社会調査論。1966年生。鈴鹿大学短期大学部教授。成城大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学
小島伸之[コジマノブユキ]
宗教社会学・憲法・日本近代法史。1970年生。上越教育大学大学院学校教育研究科准教授。東洋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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