内容説明
江戸は近代とちがうからこそおもしろい。『逝きし世の面影』が、西洋人の見聞録をもとにして古き日本の姿を再現したのに対して、本書は、江戸人の書き遺したことから、江戸という時代の風貌―それは、二度と引き返せない滅び去った世界―を描いている。
目次
1 振り返ることの意味
2 朗々たる奇人たち
3 真情と情愛
4 奇談のコスモロジー
5 いつでも死ねる心
6 家業と一生
7 風雅のなかの日常
8 旅ゆけば
9 隠されたゆたかさ
10 ぬしが殿様じゃったや
11 法と裁判
著者等紹介
渡辺京二[ワタナベキョウジ]
1930年、京都市生まれ。日本近代史家。2022年12月25日逝去。主な著書『北一輝』(毎日出版文化賞、朝日新聞社)、『逝きし世の面影』(和辻哲郎文化賞、平凡社)、『黒船前夜―ロシア・アイヌ・日本の三国志』(大佛次郎賞、洋泉社)、『バテレンの世紀』(読売文学賞、新潮社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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