出版社内容情報
選挙報道で、開票が進んでいないうちから当選確実が出るのはなぜでしょうか。これは統計学の“推定”という手法を用いた結果です。また、農業分野での品種改良や肥料の開発、医療分野での治療法の改良や新薬開発という、対照実験から有効な条件を追究していく現場では“検定”と呼ばれる手法が使われています。いずれも一部のデータから、全体のデータの成り立ちを予想する統計学です。本書では、この“統計学の真髄”ともいえる部分を、数学に自信のない人でも算数だけで確実に理解できるよう丁寧に解説していきます。
内容説明
算数の言葉を使って統計学の数理を真正面から解説。ギャップのない解説で、最後まで読むことができる。「問題」で内容を理解し、「復習問題」で定着させる。高校までに習う統計学分野の事項を網羅。
目次
第1章 記述統計(データを整理しよう;平均を計算しよう;「散らばり」を捉える;度数分布表から平均・分散を求める)
第2章 正規分布(一方向に図形を伸ばす;モデルにあてはめる;正規分布の形を知ろう;正規分布をモデルとして使おう)
第3章 推測統計(確率って何?;「平均データ」を使いこなそう;推測統計の枠組みを知ろう;これが検定だ;標本が大きい場合に検定しよう;独立性を検定しよう;適合度を検定しよう;区間推定しよう(標本のサイズが大きいとき))
著者等紹介
石井俊全[イシイトシアキ]
1965年、東京生まれ。東京大学建築学科卒、東京工業大学数学科修士課程卒。大人のための数学教室「和」講師。確率・統計、線形代数から、金融工学、動学マクロ経済に至るまでの幅広い分野で、難しいことを分かりやすく講義している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Masaru Kamata
kageyama