出版社内容情報
旅先で見た風景、自然や街・農村の様子など、目に入ってくる景色には、それぞれそのようになった理由があります。そうした風景の成り立ちを解き明かすカギは、「地理」の知識です。なぜなら、様々な風景の成り立ちには、地球が生み出す地形や気候が大きく関わっているからです。本書では「東北新幹線の車窓から見える山々はなぜ丸いのか」「日本の森はなぜ美しいのか」「米どころはなぜ北に多く見られるのか」など、目に見える風景の謎と成り立ちを、地理の知識を用いて解き明かしていきます。著者が現場で撮影したカラー写真や人に話したくなるような知識が満載で、風景の謎解きを楽しみながら、地理の基礎も身につけられる一冊です。
内容説明
どんな眺めにも理由がある!風景をつくる地形や気候など様々な「自然の力」を解読する。風景のナゾを解き明かす知識が満載!
目次
第1章 地形(プレートテクトニクス 山はなぜできる?―山をつくる見えざる力;造山帯と構造平野 ヨーロッパの「大平野」のなぜ?―地球の歴史と大地形;火山地形 車窓から見える「丸い山」の正体とは?―火山の成り立ちと災害・恵み ほか)
第2章 気候と生態系(気候の成り立ち 海外旅行、行きと帰りで何かが違う!―大気大循環のしくみ;海流と風 ロンドンの冬はなぜ暖かい?―海流が変わると気候が変わる;ケッペンの気候区分 日本の森はなぜ美しい?―外国人も絶賛する美しさの秘密 ほか)
第3章 風景の見方(日本の地形と構造 ナウマンゾウの渡る橋!?―神となったナウマンとゾウ;日本の気候と災害 米どころはなぜ北にある!?―やませを恨む人、喜ぶ人;地球温暖化 地球温暖化、どちらに理がある!?―先進国VS途上国 ほか)
著者等紹介
松本穂高[マツモトホタカ]
茨城県立土浦第一高等学校教諭。1973年生まれ。茨城県つくば市出身。信州大学教育学部、北海道大学大学院地球環境科学研究科で自然地理学を学ぶ。博士(環境科学)。森林インストラクター。職歴に、北海学園大学、茨城大学非常勤講師。地理普及の功績により、2018年度日本地理学会賞受賞。国内外でフィールドワークを行い、その成果を日々の授業に生かしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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