社会を読み解く数学

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社会を読み解く数学

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  • サイズ A5判/ページ数 230p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784860642204
  • NDC分類 410.4
  • Cコード C2041

内容説明

数学という眼鏡をとおして社会をのぞいてみると、自分の知る世の中がまるで違ったものに見えてくる。逆説、効用、論理、幾何学、統計、数理、比例、集合、ゲーム理論、確率過程―変化する社会に立ち向かう数学的思考法。

目次

第1章 投票のパラドックス
第2章 幸福の計算
第3章 ヴィトゲンスタインの「世界」
第4章 哲学者一人の政治
第5章 皆による民主主義
第6章 一人独裁者の政治
第7章 法学者と経済学者の不仲
第8章 囚人のジレンマ
第9章 リスクヘッジとデリバティブ
第10章 格差を測る

著者等紹介

松原望[マツバラノゾム]
1942年東京生まれ。東京大学卒、スタンフォード大学大学院博士号取得。旧文部省統計数理研究所入所、エール大学政治学部客員研究員、東京大学教養学部教授、東京大学大学院総合文化研究科教授。東京大学退官後、上智大学外国語学部教授を経て、2008年から聖学院大学大学院政治政策学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じょうこ

6
すっかり松原望先生のファンになった。2009年発行の本だが、今、読んでもためになる。数学の本というより、世の中の本かな。哲学から始まり、政治経済、社会を数学という「空の星」(道しるべ)を掲げつつ、やさしく(平易でかつ公平誠実に)、説き明かす。解き明かしているわけではない。それがとっても良いです。ちなみに「アドルノの権威主義的パーソナリティ」なんて今頃私は知りました。コロナで社会が不安定な時期に社会科学の基本に触れられてよかった。本書発行時の12年前は本谷ちゃんと着物本に夢中で、社会は会社だったもの。2021/05/05

りょーた

1
社会の実相を、数学という方法で読み直した本です。複雑な問題を単純な方程式に還元して分析を行うという手法は旧くからありましたが、ここまで平易な文章で分かりやすく解説した本はそう多くはないでしょう。考え方を鍛えるという意味で、大変役立つ参考書であると思われます。2015/03/25

たぬき

1
2008年4月 聖学院大学大学院政治政策学研究科教授 < 文系も数学をやろうよ 嫌がらずに という本らしい2014/04/25

何だか

1
様々な社会問題を数学の考えを使って捉えたり、社会の中で役立てられている数学を紹介していて、まあけっこう面白いんじゃないかな。ただ数学というより経済学とかの本のような気がする。数学的思考って意味では合ってるのかも知れないけど。何が言いたいかって言うと、某図書館はこの本を数学コーナーではなくて経済学なり社会科学のコーナーに置いて、普段数学に馴染みがない人にこそ読んでもらうべき本だって言うこと。一応数学を勉強した人間としては簡単すぎる話が多くて、正直タイトルから期待した内容ではなかった!2013/02/10

えちぜんや よーた

1
印象に残った個所 第2章幸福の計算(パレート原理) 第4章哲学者の一人政治 第9章リスクヘッジとデリバティブ

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