内容説明
本格推理から幻想奇譚、耽奇スリラーまで、江戸川乱歩賞受賞作家・藤村正太初期創作の変遷をたどる全集、ここに完結!
目次
創作篇(原爆の歌姫;暁の決闘;真知子;契約愛人;残雪 ほか)
随筆篇(吉例 お好み年頭所感;自主性ある支部組織の確立を;通信;“宝石”誌、新編集に就いて)
著者等紹介
藤村正太[フジムラショウタ]
1924(大13)年、富山県生まれ。本名・正太。別名、川島郁夫。1949(昭和24)年、東京大学卒業後、結核を発病。療養生活中に探偵小説を書き始め、同年、川島名義で「黄色の輪」、「接吻物語」の二編を『宝石』百万円懸賞コンクールC級(短編部門)に投じ、前者で二等に当選してデビュー。51年頃からラジオ、テレビの脚本を手がけるようになり、57年には、NHK『私だけが知っている』の脚本執筆に参加した。63年、藤村正太名義で投じた長編『孤独なアスファルト』が第9回江戸川乱歩賞を受賞。1977(昭和52)年、心不全と呼吸不全のために死去。享年53歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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