内容説明
あの“プレイボーイ”が十年ぶりに帰ってきた!スリルとアクション、屈強な殺し屋と狡猾な麻薬密売人の死角なき包囲網。銀髪の私立探偵、八方塞がりの窮地に陥る。謎解きの醍醐味に溢れた未訳長編。
著者等紹介
プラザー,リチャード・S.[プラザー,リチャードS.] [Prather,Richard S.]
1921‐2007。リチャード・スコット・プラザー。別名にデイビッド・ナイト、ダグラス・リングがある。アメリカ、カリフォルニア州サンタアナ生まれ。リヴァーサイド・ジュニア・カレッジ(現在のリバーサイド・コミュニティ・カレッジ)卒業後、1949年まで空軍基地で働いた。私立探偵シェル・スコット物の第一作『消された女』(50)でデビューし、専業作家となる
福井久美子[フクイクミコ]
英グラスゴー大学大学院英文学専攻修士課程修了。英会話講師、社内翻訳者を経て、現在はフリーランス翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kouro-hou
21
私立探偵シェル・スコットもの(1961)。最初はシリアスだったそうだが、途中から軽ハードボイルド路線に変更。シリーズ17作目の今作ともなると、主人公の詳細なんぞ知ってるものとして流し、アメリカンジョークなユーモア、グラマーなブロンド美女とのエロ、適度な難易度のトリック、ギャングとの格闘アクション、当時深刻になりつつあった麻薬犯罪事情とさらっと読んでさらっと楽しめ、ペーパーバック叢書で人気を博したというのはよくわかります。惜しむらくはこの本邦訳本が単行本というペーパーバックの真逆形態という辺りでしょうか。2015/08/10
スパイク
11
痛い!カスみたいなストーリーに、薄っぺらな登場人物、ありえへんような幼稚なトリック。こんな本を読んでしまった自分が自己嫌悪に陥るような、そんな本でした。合掌。 2015/03/12
ピコ
1
私立探偵シェル・スコット。この人タフ過ぎる(・・;)2015/12/13