内容説明
実りの秋、森はクルミやハシバミの実でいっぱい。“カリカリ”…じっと耳をすますと、誰かが殻をかじる音がします。元気なリスやアカネズミ、ヒメネズミに土使いの名手ヒミズ。さあ、動物たちに会いに、森へ出かけてみませんか。
目次
森に「お店」を開く
殻をかじるリズムに耳をすませて
「吸盤で木登り」は進化といえる?
透明な家で実りの秋を味わう
リスはクルミを一度にいくつ運ぶか
急斜面切り開く野生のエネルギー
森は棒でいっぱい
長い長い秘密のトンネルをのぞく
落葉層を好む、小さな森の動物
「巨人」恐れぬ勇気と判断力
野生植物と共生する畑
もよりの森で動物と会う
葉に見あげられて太陽の気分
足の速いリスが、待つと遅いのはなぜ
トンネルの主は姿を見せず
懐中電灯で180度回転運動を観察
幼いからこそ遊べる
土塊を蹴散らしてふさぐ
知恵は小さなものにつく
著者等紹介
今泉吉晴[イマイズミヨシハル]
1940年東京生まれ。動物学者・著述家。都留文科大学名誉教授。東京農工大学獣医学科卒。山梨と岩手の山林に山小屋を建て、植物の手入れや畑づくりをしながら、モグラ、野ネズミ、リス、ムササビなど、森の小さな動物たちの観察・研究を続けている。『ムササビ―小さな森のちえくらべ』(平凡社)で日本科学読物賞、『シートン―子どもに愛されたナチュラリスト』(福音館書店)で児童福祉文化賞、小学館児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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