内容説明
『一握の砂』の第一首目、東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむるという歌に、著者は“七人の女性”と“恐怖の淵源”を読み込み、新しい啄木像を提示する。
目次
第1章 啄木の生涯
第2章 「東海の小島の磯…」の歌の意味
第3章 恐怖におののく啄木
第4章 手にこだわる啄木
第5章 中学時代からの「煩悶」
第6章 短歌連作の過程―創造的変換を推理する
第7章 歌集『一握の砂』に秘めた鎮魂
著者等紹介
大沢博[オオサワヒロシ]
1928年群馬県に生まれる。1952年東京文理科大学卒業。岩手大学教授を経て、同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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