内容説明
蹉跌した先進国革命。その歴史的な評価を通して、グラムシからアルチュセールにいたる変革理論の可能性を説き明かす。
目次
第1章 アントニオ・グラムシの政治思想―序論(トリノの評議会運動;『獄中ノート』における哲学と政治)
第2章 グラムシからユーロコミュニズムへ(グラムシからベルリングェルへ;グラムシ的戦略と国家 ほか)
第3章 西欧共産主義から社会民主主義へ(収斂する西欧共産主義と社会民主主義;社会主義変革からの退却 ほか)
第4章 ルイ・アルチュセールとポスト近代的マルクス主義(マルクスの「認識論上の切断」―持続する切断;知識の生産過程 ほか)
著者等紹介
佐治孝夫[サジタカオ]
1951年愛知県生まれ。慶応義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。椙山女学園大学現代マネジメント学部教員。専攻は比較政治学
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