内容説明
山奥の古びた廃工場。そこで出会った心に闇を抱えた人たち。彼らは、手にした者の願いを叶えるという「伝説の青い石」を探すなかで、誰からも理解されなかった一人の男の人生を掘り起こしていく。生きる意味を見いだせない青年と、居場所を無くしてしまった人たち。そんな彼らがガラクタの中から最後に見つけたモノとは…。せつなくも美しい物語(『まほろば物語』)。現代に生きる平凡な3人が迷い込んだのは、新型ウィルスと砂漠化によって荒廃した未来世界だった。彼らはそこで、略奪を繰り返しながらも懸命に生きる4人兄弟と出会う。だが彼らには、あまりにも悲しく残酷な秘密が隠されていた…。いつか訪れるかもしれない「破滅」を描いた近未来ファンタジー(『永遠―えいえん―』)。
著者等紹介
石井亮[イシイリョウ]
福岡県出身。福岡大学日本語日本文学科卒業。主に舞台俳優として活動するかたわら、99年「紫雲の涯て」より劇団SAKURA前戦の脚本・演出を担当。以来、「ポセイドンの娘」「サンセットシンドローム」などのストーリー性を重視した作品を生み出す。2000年からは海外での上演を数多く経験。それ以降、海外での公演を想定したテンポの良い脚本構成に力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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