談志が死んだ―立川流はだれが継ぐ (増補)

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  • サイズ B6判/ページ数 468p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784844375975
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

内容説明

20周年版のあの大饗宴を復刻させたうえに、新原稿を増補して家元+現立川流54名が勢ぞろい。

目次

第1部 恐れ多くも、「家元」「立川流」「落語界」を語る(オール真打ち覚悟の対談・鼎談;オール二つ目肝だめし座談会)
第2部 重ねて恐れ多くも、「談志落語」を語る(師匠への遺言(龍志)
談志の悲劇(志らく) ほか)
第3部 家元、「弟子」を語る(来年死ぬ…;協会離脱、で破門 ほか)
増補三十周年版(孫弟子真打ち&理由あって二十周年版に登場しなかった直弟子観念の原稿;現オール二つ目原稿 ほか)

著者等紹介

立川談志[タテカワダンシ]
落語家、立川流家元。1936年、東京都に生まれる。本名、松岡克由。16歳で柳家小さんに入門、前座名「小よし」を経て、18歳で二つ目となり、「小ゑん」。27歳で真打ちに昇進し、「五代目立川談志」を襲名する。1971年~77年、参議院議員。2011年11月21日逝去、享年75(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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姉勤

10
2003年の一門と2013年時点のそれを見比べる。十年で孫弟子を含む数人の真打誕生などのポジもあれば、弟子の破門,廃業,病没。そして家元が逝き、おまけに破門戻りまで真打と成った。立川流は誰が継ぐの表題。家元が演れなくなってから、とっくに立川「流」は死んでいる。残っているのは談志一門という幻影で、それも薄まっていくだろう。善し悪しでなく笑いという藝はそういうものだと思う。だから談志みたいな人はどっかから、また生まれてくる。本書の刊行から読了までの短い期間で、自分も聴いた3人が廃業(や)めた。それは寂しい。2014/02/28

kera1019

5
第二部の「談志落語を語る」では立川流の師弟関係とか師匠愛の強さがビシビシ伝わってきて、志の輔師匠の「落語を学ぶというより談志を学ぶ一門なのだ」という言葉に説得力を感じます。文都、談春、志らくの鼎談は「赤めだか」が蘇ってきました。2014/05/13

おたか

5
前半の鼎談は、談志が亡くなる前の収録なので物足りないが、文字助VS談春は、往事の雰囲気が伝わってきて興味深かった。まあ、でも全体的にお腹いっぱいな感じ。2014/02/27

やまねっと

4
前に古書で1冊6000円くらいして手が出なかったのだが、増補版として発売してくれてとても嬉しい。実際談志は死んだのだからこれからの立川流はどうなるかというのが世間の(落語ファン)注目の的だった。談志がいなくなった今も立川流が存続してるのだからなんとかなってるのだろう。でも、ひ孫弟子、玄孫弟子が出来てきた時に二つ目50席真打100席歌舞音曲がどれだけ機能していくか、カリスマがいなくなった立川流でどうなるか見ものだ。この本は立川流を語る一つの資料として非常に貴重なものである。2017/12/03

男マン

4
落語、立川流をある程度理解してから読むのがおすすめ。今回は増補版だが、追加部分、立川こしら師のコメントが面白い。文字助師と談春師の対談も興味深かった。少しナイーブな異能集団の生態記録。2014/02/22

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