目次
コンセプトとはすなわち「志」―「富士山駅」
色への狂気「絶対色感」―大阪「サンデザイン」
ヨーロッパで出合った洗練とタフネス―イタリア「シルビオ・コッポラ事務所」
パース画の世界を切り拓く―「ドーンデザイン研究所」設立
成功へと導く「気」の存在―福岡「ホテル海の中道」
初の鉄道デザインは挑戦的な「花仕事」を―58系気動車「アクアエクスプレス」
100億円の価値を生むデザイン―高速船「ビートル」
なぜ食堂車が大切なのか―787系特急「つばめ」
感動は注ぎ込まれたエネルギーの量―883系「ソニック」、885系特急「かもめ」
和の素材・伝統・意匠を新幹線に―800系新幹線「つばめ」
「ローカル線」で日本の田舎を再生する―ゆふいんの森2、九州横断特急、SL人吉、いさぶろう・しんぺい、はやとの風、海幸山幸/―MOMO、KURO(ともに岡山電気軌道)/―いちご電車、たま電車(ともに和歌山電鐵)
合理主義・効率主義への抵抗―博多駅ビル「JR博多シティ」
答えは子どものころに見聞きした中にある―コミュータートレイン、「鹿児島中央駅」
著者等紹介
一志治夫[イッシハルオ]
1956年、長野県松本市生まれ、東京都三鷹市育ち。「現代」記者などを経て、ノンフィクション作家に。主な著書に『たった一度のポールポジション』(講談社)、『狂気の左サイドバック』(小学館 第1回小学館ノンフィクション大賞受賞 新潮文庫収録)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ガクガク
20
787系特急「つばめ」に初めて乗った時の感動は今でも鮮明に覚えている。当時はまだ近場の出張も列車利用だったので、この「つばめ」に乗れる出張が楽しかったものだ。それから20年の時を経て、今、その生みの親である水戸岡さんと直接仕事で関わることができる立場になろうとは・・・思いもよらない幸せである。水戸岡さんのデザインの原点が新幹線の食堂車にあること、岡山での生い立ちから若い時の修行時代、イタリアでの生活など、今の水戸岡さんを支える基礎は何かやこれまでの様々な仕事を知ることのできる、彼の半生記とも言える書だ。2013/10/24
なにょう
18
近ごろ、熊本から博多に移動することがあったが、800系に乗れば良かった。乗り換えの便と安さから、高速バスを使ったけど。博多駅。博多駅の屋上にはある仕掛けがあるらしいけど知らんだった。★JR九州は、というか九州は、というか地方はかわいそうかとです。色々ハンデはあるよ。でもJR九州はめげないで数々の困難に立ち向かうとです。そう、九州人は負けないのです。そこに現れた救世主が水戸岡鋭治さんです。★圧倒的情報量だが、文章はもう少し推敲した方がいい。読みにくい。2018/02/21
謙信公
14
「アクアエクスプレス」をきっかけに高速船「ビートル」特急「つばめ」「ソニック」「かもめ」とJR九州を躍進させたデザイナー水戸岡鋭治の半生と挑戦・戦いの記録。数年前、ある会合で長崎出張の機会があり、出席者のほとんどから「なんで飛行機で来んかったん?」との疑問を投げかけられた。その答えはこの本の中にある。新鳥栖で入線してきた「かもめ」を見た衝撃、感動は今も忘れられない。「普通車に結構傷の入った革シート」に驚いたが、「合皮じゃないから傷がつく。少々の傷は大丈夫」とは恐れ入った。ちなみに「食堂車」はまだ未完成だ。2022/04/12
tak
9
激しく厳しい想いが、形に成ったんだね。人の生活をデザインすると食堂車が必要だったと言うことだね。2014/03/10
テキィ
7
デザイナーが企業のトップと意識を共有するとここまでできるという幸福なケース。読んでいて感動で涙する。九州の車両は、型式表示の文字組が美しく、これはデザインの力だなと震えたことを思い出す。そうだったんだな。2012/10/22




