内容説明
新天地を求めてアルメニヤからアメリカに移住してきたガローラニヤン家のアラム少年。いたずら好きの彼が悪友たちと起こす騒動の数々。貧しいけれども純粋で無邪気だった幼き日々を、愛と笑いと一抹のペーソスで彩った不朽の名作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
本木英朗
14
アルメニア系アメリカ人作家のウィリアム・サローヤンの長編のひとつである。新天地を求めてアルメニアからアメリカに移住してきたガローラニヤン家のアラム少年。いたずら好きの彼が悪友たちと起こす騒動の数々――という話である。ああ、そうね、さすがは作者って感じ? 「愛と笑いと一抹のペーソスで彩った不朽の名作」そのものだよね、ウフフ!! これはもう一度読むしかないってば!! 超大満足でありました。2026/04/10
酸辣湯
5
とにかく可愛いアラム。アラムのまわりの大人たちも無鉄砲だったり頑固だったり面白い。 アラムたち純粋な子どもの目線からすると、私たち大人はなんと無駄や言い訳が多く、理屈や建前ばかりで生きていることか。2019/02/08
メルコ
5
「ディア・ベイビー」に続いてサローヤンの作品に浸る。ちょっと甘ったるいくらい濃厚なセンチメンタリズムだが、アルマニア系アメリカ人の疎外感が、いまの自分にはちょうど心地良い。この訳は、主人公と微妙な距離がどこかにある。2014/01/31
Naohiko Oikawa
3
アルメニア系のアメリカの知人に縁のある作家なので読んでみました。 「川で泳ぐ三人の子供と、エール大学出の食料品屋」「機関車三八号という名のオジブウェイ族インディアン」など、異界からやってくる登場人物の存在論的な孤独感と、そんな孤独感を知らない子供のたくましい肯定性とが出会うストーリーが特に好きでした。2013/08/26
エリンギ
2
はじめから終わりまで全部好きなこの作品。アラム少年の周りの大人たちは一癖もふた癖もあるけど基本善良で、アラムへの眼差しも優しい。少年と大人たちのやり取りは読んでいて微笑ましい。この小説に出てくるのは移民の人たちとインディアンと…とにかくみんな好きなんだよなぁ。2021/02/03




