鬼火

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784812444511
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「私にはわかるの。雨はじきに降る。それも長い雨になる……」傷心の旅―深い孤独の果てに、見知らぬ駅にひとり降り立った、笹森史郎。大きな川に長い木橋がかかる静寂の街。そこで出会った黒衣の女、小夜子の言葉のとおり、やがて雨が降り、そして二年前に終わったはずの悪夢がよみがえる。夜ごと闇を彷徨い、恐るべき災厄をもたらす怪し火の正体は―。たおやかな古都を舞台に描く、愛と情炎の幻想ホラー。

著者等紹介

樋口明雄[ヒグチアキオ]
1960年山口県生まれ、明治学院大学法学部卒。雑誌記者、フリーライターなどを経て作家に。1997年に初の本格冒険小説『頭弾』(講談社)を上梓、以後、『狼は瞑らない』『光の山脈』(いずれも角川春樹事務所)等を発表、2008年に刊行した『約束の地』(光文社)で、第27回日本冒険小説協会大賞と第12回大藪春彦賞を受賞する。また、実話怪談「超」怖い話シリーズ(竹書房)の編著でも知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まさ

14
樋口さんは山岳モノとは異なるテイストの作品。意外でしたが後記でその背景が見え、本題の後にさらに親近感がわきました。作中の寂れた町の雰囲気、陰を醸す女性、そして情念までもなんだか自分には近しく感じられたのは、ちょうどそのような話を欲しているからなのか。偶然に図書館で手にしてしまったことも鬼火の妖女のしわざ?私は好きだなぁ。2019/02/10

りちゃ

6
灰色の街、火の呪い。どこか現実離れした、でもそこには確かに実在している...。夢を見ているようなそんな世界。雰囲気のある作品。2019/12/09

hideboo

6
『ミッドナイト・ラン!』がおもしろかったので、期待しつつ読みましたが、正解でした。伝説をちらつかせながら、過去と現在の人物を重ね合わせ、読者をうまく導きながら、実は…。前作もそうでしたが、全体的にスピード感があり、2時間のサスペンスドラマを視ているようなイメージです。なかなか多才な作家さんですね。次は大藪春彦賞受賞の『約束の地』を読みたいと思います。2011/04/19

アヤネ

4
妻を失い傷心の笹森が、ふと立ち寄った町・夜見。町に呼ばれた?たおやかな古都を舞台に描く、愛と情炎の幻想ホラー。。。知人お薦めの本。樋口氏は色んなジャンルの本を書かれているらしく、今回はホラー。私は初読み。「静川」とか「思案橋」とか「蛍」とか、まさにこの町は異世界の入り口かと思わせる描写。幻想的な匂いプンプンで大好物なジャンルだ。だったのだが私にはオチがちょっと・・でもま、文章が上手く、楽しんで読めた。2013/05/26

そのぼん

4
寂れた町の中で起こる出来事を描いたストーリー。雨のなか、ひっそりとした橋が象徴的に描かれていました。超能力とかも、別段違和感なくすんなり読めました。2011/07/18

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